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このログの総発言数:169件 [ The list of old logs ]

[ 全発言 ] [ 最新20発言 ] No. 〜 No.
[No. 1001〜1047][ No. 1048 〜 1067→ ]

No. 1047:re:おめでとうございます
組長さん (2018/08/02 09:49:44)

こたさん、有難うございます。

私に対する評価?は買い被りすぎです。私自身はアーティストの方々に刺激されて、引きづられる様に懸命にやっていただけです。一緒に仕事をした頃は、毎晩取り返しに着かない事を遣った夢を見て、うなされていました(笑)。

完璧な仕事を意識すれば当然相棒になるアシスタントさんに厳しくなるのはご理解頂けると思うのですが。今は私の修行時代とは変わりアシスタントさんに厳しい言い方をすれば“暴言”になり、軽くでも手足を出せば“暴力犯罪”になります。オヤジが生き辛い世に中になりました(笑)。

半世紀仕事が出来たのは「周りの方々に恵まれていた。」の一言に尽きます。何時まで仕事をやらせてもらえるか分かりませんが、真摯に仕事に向き合うつもりです。

今年の夏は異様に暑いですね。過去に熱中症で死に損ないましたので、用事が無ければ外に出ないでオーディオ遊びをしています(笑)。

こたさんも健康に留意してご活躍下さい。機会を見つけて御飯しましょう。


No. 1046:おめでとうございます
こたさん (2018/08/02 01:52:27)

ひゃぁああ、とうとう業界歴半世紀でしたか。

思えば組長が業界歴四半世紀の頃に初めてスタジオでご一緒させて頂きました。
そのころ既に宮大工の領域に達していらした組長ですが、現在それとほぼ同年代にたどり着いた僕は(今は若干道が違いますが)当時組長が見えていらしたような景色が見えているかと言うと、とてもそんなステージには立てておらず、むしろ進化を続けるお姿を拝見してこのままずっと追いつけないのではいかとさえ思っています。

とは言え、現代においてそんなオヤジはニホンウナギ以上の絶滅危惧種ですし、ほんと、お身体にはどうぞお気をつけ頂き、ずっと背中を見せ続けてください。

と言うかこの時期、おトシヨリは熱中症に注意!ですw


No. 1045:私事です。
組長さん (2018/07/31 12:56:41)

この業界に入り明日8月1日から51年目に入ります。この年齢まで仕事をさせて頂けるとは1987年CBS/ソニーを退社したときには想像も出来ないことで、望外の幸せを感じています。

これからも仕事の依頼を頂ける限りは、現場で頑張ろうと思います。未だスタジオでは発見が多々有るので、自分の伸びしろは有るつもりです(笑)。今後も宜しくお願い致します。


No. 1044:忙殺されていました。
組長さん (2018/06/15 10:29:40)

5月1日から始まった、さだまさしさんの新作アルバムの録音は無事に終わりました。

コンサートとレコーディングが平行して進みましたので、綱渡り状態で録音は進みました。さすが"瀬戸際の魔術師”です。さださんはやり遂げました。

マスタリングはDede吉川さんにお願い致しました。今回のアルバムは楽曲も多彩で3名のエンジニアが参加しています。よって音を合わせるのは至難の業でした。最終的にはさださんも立合「良い音だね!」との感想を頂きましたので、スタッフ全員やり遂げた感を満喫しました。

新作のタイトルは「Reborn ~生まれたてのさだまさし~」7月4日発売です。ご期待下さい。


No. 1043:メガネ型の電源ケーブルとiPurifier SPDIF&iPurifier DC その−2
組長さん (2018/05/16 10:20:46)

2台目のブルーレイレコーダーに新たなOpticalケーブル取り付けてみた。

OpticalケーブルはAmulech。これに先ずiPurifier SPDIFを取り付け、付属のiPower で給電する。全帯域で濁っていた音はスッキリと見通しが良くなる。効果は大きい!。いや、OpticalケーブルはiPurifier SPDIF 無しでは我が家では使えません。iPurifier DCを追加で取り付ければ、格段に空間は透明になり立体感も大きく改善され、生々しくなる。

1時間ほどエージングして音を聞くと以前の経験同様で金物やボーカルの高域にやや強調感を感じる。一般的なオーディオシステムでは気にならぬ程度と思われるが・・・・・。

ここでアコースティック・リヴァイブのQR-8登場。適所に貼れば簡単に改善される。Purifier SPDIF&iPurifier DCとQR-8を使えば、とても音楽を聴く気にはなれぬブルーレイレコーダーでCDやBlu-ray Audioを楽しめる様に成る。

エージングを兼ねてBlu-ray Audioでショルティ指揮の「神々の黄昏」を聴きはじめた。間違い無く我が家で聞くこの盤の一番良い音だ。


No. 1042:メガネ型の電源ケーブルとiPurifier SPDIF&iPurifier DC
組長さん (2018/05/14 20:28:43)


Wadia16をOpticalケーブルに繋ぎ聞いた音に感動したので、何とかブルーレイレコーダーの音を良くしたく全て見直してみた。一番分からないのがメガネ型電源ケーブルの極性。LとNが正しく繋がっているのか検証方法がない。普通ならテスターを使えば簡単に分かるのだが、ブルーレイレコーダーはスイッチング電源を使っているせいかLとNを反対にしても大きな電圧変化は起きない。

メガネ型の電源ケーブルを作り直していて気が付いた。フルテックFI-8N(R)のコネクター正面左にLの表記があった!。常識的に見れば、オーディオ機器に付いているメガネ型コンセントは機器の裏側から見て右側がLに成る。検証のためブルーレイレコーダーから全ての配線を外し、機器と人体アース間で電圧を測ると0,数ボルトが表記される。コネクターをひっくり返すと1, 数ボルトが表記される。正しいと思われる方が若干ではあるが電圧は低い。

何方かメガネ型電源ケーブルに付いて詳しいことをご存じでしたら、御教授ください。


No. 1041:寺井尚子さんの新譜
組長さん (2018/04/12 22:05:45)

寺井尚子さんの新譜「The Standard II 」と「THE BEST」が情報開示されました。5月9日発売です。

2月26日27日で録音された新譜「The Standard II 」は1970年代、1980年代のPOPSの名曲たちや時代を超えて愛され続ける名曲が録音されています。

今回の録音も前作を越える音質を目指しました。Abendrot Everest 701 が大きな効果を上げました。そして、お手伝い頂いた仲間に感謝です。

「THE BEST」は16年の間に発売されたアルバムから選ばれた名演です。新しく出す物の音が以前の物より悪ければ、お客様はガッカリなさると思います。自分自身がガッカリを経験すれば、同じ事をお客様に経験させたくはありません。マスタリングエンジニアDedeの吉川さんと私はオリジナルマスターを使う事に拘りました。

アルバム「アンセム」は寺井さんとの最初の仕事でした。
オリジナルマスターを聴いていてCDから得た印象と大きく違う事に気が付きました。当時はコピーガードと音圧戦争が始まった頃と記憶しています。時代に合ったCDのマスタリングが成されたのでしょうが、出来上がった音に違和感を感じましたがCCCD盤だったので、仕方が無いと諦めた記憶があります。

「THE BEST」は本来どの様な録音が成されていたか、ハッキリ分かるマスタリングです。頑張って頂いた吉川さんに感謝です。


No. 1040:生きています。
組長さん (2018/03/24 10:15:17)

仕事に忙殺されて書き込みが出来ませんでした。
下記に近況を載せてあります。公開していますので。何方でもご覧頂けます。
.https://www.facebook.com/profile.php?id=100011079909221


No. 1039:不思議な事に
組長さん (2018/02/05 16:45:13)

不思議な事に忙しい時にスケジュールの問い合わせを頂く事が多いのです。今回もスケジュールが重なり、心苦しいのですがお受けできませんでした。此に懲りず、宜しくお願いいたします。

フリーランスのエンジニアは仕事が無い時は本当に暇です。こんな時は機材やケーブルのメンテナンスをしています。若大将の教え「暇な時に何をやるか、地味な努力がその後に生きてくる。」との言葉を信じています。

今年前半で3枚のアルバム録音が有ります。前作の音を越える為の方法に考えを巡らしているこの頃です。先ずはラインケーブルの線材交換から始めます。上質なケーブルはアンプを変えるより、大きな音質改善効果が有ります。 がんばんべ!


No. 1038:1月22日 雪 
組長さん (2018/01/28 11:47:22)

22日は劇判の録音がサウンドシティーで有りました。打ち込み有り・ミュージシャン押さえ3時間・基本2ch同録・37曲です。この日の為に新しいバンタム⇄キャノンを作ったのです。

作曲家がスタジオに入り開口一番「今日は良い音は不要、昭和を感じる音」「え〜と美しいとか、透明感の反対側」と仰有ります。

どの様にすれば作曲家に満足して頂けるかと考え込みます。「“ジプシー”とか“土臭い”とか“吐息”とか“心情表現”」などと話しながら公演パンフを見せてくれました。公演パンフの写真はインパクトがあり、イメージが湧きます。パンフを見てのキーワードで思いついたのは“リバーブを極力減らす”事でした。公演パンフをメータ横に置き、気持ちを集中し録音を始めます。1曲目が録音され確認のためにコントロールで聴いて頂けば、「良いじゃないの」とのお言葉。思わず“やった”と叫ぶ私でした(笑)。

でもね・・昭和を感じる音は録音技術ではなく編曲の妙なのです。癖の無いケーブルを使った事で編曲の妙が如実に表現されたと理解しています。


No. 1037:やったぜい!。その2
組長さん (2018/01/18 19:38:34)

昨年6月に試作した3芯単線ケーブルを使ったキャノン⇄バンタムケーブルはスタジオ常設のケーブルと比較に成らないほど音が良い。追加で12ch分24本制作した。前回作った分と足せば16ch分と成りXLR 3.0 TripleC (1.8mmx1.2mm)を足せば中編成の録音では全てがTripleCを使ったアコリバケーブルとなる。

使われていないキャノン⇄バンタムをばらす。理由は長年使っていたADCのバンタムが手に入らないのだ。私が知る音が良いと思われるバンタムはADCと同じ真鍮無垢のSwichcraftのみだ。

取り外すバンタムはBELDEN 8422やT-202Dに可成り強引に組み込んであるので、外す作業は大変なのだ。半日を使い指を痙らせながら、24本を新品同様に再生できた。キャノンコネクターは予算の関係でNEUTRIKの新品を使うことにし、アマゾンで見つけることが出来たので注文。驚く事に秋葉原より安いし無料で配達してくれる。益々、外に出なくなり、そして歩かなくなる(笑)。

キャノン24個をケーブルに半田付けするのは数時間で仕上げられるが、3芯単線ケーブルにバンタムを付けるのは力業が必要で、圧着リングを取り付けるのは超繊細な作業が必要となる。普段使わない集中力を使い、24本を仕上げたぜい!。


No. 1036:やったぜい!。その1
組長さん (2018/01/18 19:36:39)

DPA4011を3本所有している。その内の2本がごく稀に微弱なバズ音が乗る。
ケーブルを交換すると直ることが多く、ケーブル側の問題と思っていた。

しかし、1月6日のテスト録音では無視できぬほどのバズ音が発生し、ケーブルを交換しても改善されることはなかった。後日自宅で再確認するとバズ音が出ない。この様な状態で修理に出しても「症状出ず」で戻る事が多いので、自力で原因を調べることにした。

ノイズが出るケーブルを探すことから始まるが、こんな時に限って「症状出ず」!。十数本目で極々僅かなノイズが出た。4011の問題である事は間違いなさそうだ。壊す危険を覚悟で内部を見ることにした。

4011の底に有る円形リングを外し、アンプを引き抜いてみれば直ぐに原因が分かった。キヤノンコネクター上部に有る円形の板とピンがマイクのボディーに接触してシールドをしていたのだ。

直感的にこの部分の接触不良と判断し、導通向上クリーナーECI-50でクリーニングを行う。組み直せばノイズは皆無!。残り2本もクリーニング、やったぜい!。


No. 1035:明けましておめでとう御座います。
組長さん (2018/01/02 10:56:24)

皆様おすこやかに新春をお迎えのことと存じます。昨年は何かとお世話になり、大変ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年は大きな出来事が幾つかありました。

息子が結婚しました。家族が増え、とても・とても・とても、嬉しいのです!。

愛犬が大きな病気を乗り越えました!。私が休み無く働いている時、深夜に家に帰れば迎出てくれ、腹を見せ癒やしてくれました。年齢を重ね13才と3ヶ月です。これまで以上に愛情を注ぎたいと思います。

録音のセッティングを手伝ってくれた音楽家女子が、新たな生活を始める為に沖縄に引っ越します。何やら心中は嫁ぐ娘の父親のような気がしています(笑)。

年末に成ると、その年に録音した物を全て聞き直します。これが反省点多数で毎年絶望的に凹むのです。引き続き自分自身の改善が必要です。ハイ。

今年の仕事も幾つか決まりました。年始から不要なケーブルをバラシし、新たな線材でバンタム⇄キャノンケーブルを作り直す予定です。新年早々地味な作業が始まります。

体力は年齢相応に減少していますが、今年も頑張らせて頂きます。


No. 1034:「ロータスの伝説」
組長さん (2017/11/28 08:49:17)

「ロータスの伝説」アナログ盤が発売されました。

44年前、こんな事が起きるとは想像すら出来ませんでした。現在も仕事していることすら想像が出来なかったのですから(笑)。

1/2インチ4chのオリジナル・マスターからDSD 11.2MHzへのプリマスタリング。此のマスターを米国のモービル・フィデリティでカッティングし、RTIプレスによる180g重量盤で仕上げたアナログ盤です。

DSD 11.2MHzマスターを作った時にはアナログ盤のことは何も考慮しませんでした。お陰でモービル・フィデリティでのカッティングは大変だったようです。

モービル・フィデリティは品質を確保するために諦めることなく何度も挑戦したようです。努力の甲斐も有り、アナログ盤を聞いた何人かの感想は好評で安心いたしました。

伝説のジャケットを見るだけでも、価値はありそうです。


No. 1033:The Standard
組長さん (2017/11/22 17:22:11)

寺井尚子さんの新作「The Standard」が今日発売になりました。

“新作の録音は前作の音を超す”を目標に色々工夫し仕事をしています。録音にはバランスや音色等の好みがあると思いますが、このCDは私が録音した中で一番生々しい音がしています。

スタジオのマイク回線を使うことを可能な限り避け、殆どが直引きです。Mic HAから最短距離でPro Toolsに繋ぎ込み、ミックスダウンも同様にPro Toolsは最短距離でコンソールに繋がれています。拘りのケーブルは電源ケーブルを含めて、殆どがアコ-スティックリバイブの物です。特にPCtriple-C-EXを使った、D-Sub-Canonは大きな効果が有りました。今回はピアノとベースに使いましたが、全体の音質に大きな影響が有ったと思われます。

コンソールの先もPCtriple-C-EXを使い、DSD 11.2MHzでマスターが制作されています。マスタリングはDedeの吉川さんがDSD 11.2MHzから見事なCDマスターを作ってくれました。

前作と比較すれば、音は生々しく・音場は広く・雑味が無く・刺激感は皆無です。もし刺激の有る音が聞こえたら、申し訳ありません再生側の問題です。

スタンダードの名曲・名演です。お楽しみ頂けると嬉しいです。最後の曲「ブルー・ヴェルヴェット」は、ホッコリと大好きです


No. 1032:Kano Fukushimaさんの文章を転載させて頂きました。そのー2
組長さん (2017/10/27 14:28:16)

難しいこというけど、音源はもちろん、再生機器そのものの性能に加えて、本来の音の性質を阻害するノイズや共振などにより、そのなにか大切なものを訴える力を持った「音」は、無機質で電子的で冷たく、ざらつきさを持つ刺激音に変わってしまい、音の持つ力はそれに埋もれてしまうことがほとんどなのです。

「音」に宿された、奏者の込める感情や想いを、温もりを持った音を、奏者が奏でた本来の音を如何に引き出すかが、趣味としてのオーディオではないかと思います。そういった本来の音を、「究極のリアリティ」を再現するのに、みんな試行錯誤を繰り返すのだと思います。

その究極のリアリティのある音は、もしかしたら全人類の数パーセントしか体験していないのかもしれません。けれど、その圧倒的体験は、言葉にするのが少し難しいのだけれど、我々人類が唯一共有している「空間」と「時間」を取っ払ってしまうような力を秘めているようで、それは何かを遠く忘れてしまっていたものを思い出すかのような、どこか懐かしさを覚えるような、そんな感覚すらあります。思考を巡らせることを忘れ、思わず心を奪われてしまうような「感動」も、それと同時に聴覚的な「快感」をもたらしてくれる。オーディオの世界における「良い音」とは、きっとそういう体験をさせてくれる「音」なのだと思います。




No. 1031:Kano Fukushimaさんの文章を転載させて頂きました。そのー1
組長さん (2017/10/27 14:27:03)


「音」とは言葉よりも繊細さのある細やかな粒子のようなもので、言葉では表現しきれない心のうごめきみたいなものまでも表現し得る、言語の一種なのではないかと思います。そしてその「音」だけで作られた作品や、それだけで紡ぎ出される世界や、世界観のことを「音楽」というのかもしれないなとも思います。

その細やかな音の粒子1つ1つには、きっとなんの意味も持たないのだろうけど、音を奏でる際の力の強弱やテクニックだけではなく、奏でる人間の指先や、吐息に込められた想い、その奏者の内に秘める感情によっても、「音」は如何様にも変質しうる。よって時に、その意味を持たない一音に、それを耳にする者へ有無を言わせぬ説得力であったり、深く埋もれていた感情を誘発させるような力を与えることもできるのだと思います。 
 
「音」の性質が、ほんの些細なことでも変質してしまうほどの繊細さを持つものであるからこそ、同じく人間の精神というか、常に何か言葉にならなものがうごめいている「心」への浸透力も高く、それゆえに多くの人を巻き込み、人々を一つにし、魅了する圧倒的な力も秘めているのだと思います。「良い音楽」と呼ばれるものはきっと皆そういった力を持っていて、それは毎度裏切ることなく、私たちをいつも同じ感情やモチベーションへと心を調律してくれます。
ただ、その1音に込められた感情や想い、それらの音で紡ぎ出される世界観をそのまま体感するのは悲しいけれど簡単ではありません。



No. 1030:Sound & Recording Magazineから取材を受けました。
組長さん (2017/10/25 21:10:50)

1980年代、大きなスタジオが元気でした。当時この本の記事や特に商品レポートに大きな疑問を持ちました。スタジオの若者には読むべきで無いと伝えていました。この事は取材時の編集者に伝えました。長い時間を経て録音環境が変わりプライベートスタジオが活躍する今、この本の存在価値は有りそうです。

今回、サンレコの取材に応じるとの話をした時に仲間の驚きは異様でした。長年否定的な意見を持った本の取材に応じるのですから当然です。

何故取材に応じたかの理由を言えば。録音に興味を持つ若い方々に、私の経験が少しでもお役に立てれば良いと思ったからです。この一点以外の理由は有りません。

私を含めて10名が取材に応じています。録音に対する考えや手法がこれ程違うかと目眩を起こしそうです(笑)。数字で正解が出る世界ではないので、当然と言えば当然です。この本が経験を積み上げる方々のお役に立つことを期待しています。

10月25日発売されました。


No. 1029:先ずは温めてから。
組長さん (2017/10/04 15:21:24)

オーディオ話です。
自宅で音楽を聴く時は手順が有りますが、これをやらず音を出したら・・・。反省です。

待っていたCDが手元に届き、音を出せば記憶に有る印象と全く違うのです。音はモッサリし、躍動感は感じられず。最近のお気に入りのCDに変えて聴いても、同じ印象なのです。遂に自分の音楽を聴く感度がダメになったと本気で思い、仕事もここまでかと可成り落ち込んだのです。

そこで、気分を一新。最初からいつもの手順でオーディオシステムを起動?しました。
1) 音の流れに沿ってアンプの電源を入れる。
2) アンプやスピーカーボックスを隅々まで掃除する。
3) エアーフローティングボードに空気を入れる。
4) TVの音でも良いので最低20分はオーディオシステムから音を出す。
これを行い、最初のCDを聴き直せば全く印象が異なり、記憶に有る素晴らしい音楽が流れ出てきました。

音の判断は最低20分オーディオシステムを温めてから聴くこと。基本が大事と反省した出来事でした。チャンチャン。


No. 1028:マスタリングが終わりました
組長さん (2017/09/23 10:29:19)

Dede AIRにて、まだ情報開示が出来ないジャズ アルバムのマスタリングが終わりました。

自宅でCD-Rや96kz24bitやDSF 11.2MHz/1bit等を聴きました。どれも最高音質の仕上がりです。マスタリングエンジニアの吉川さん、有難うございました。

Dedeで聴かせて頂いた44.1kz 16bitでの音の良さに驚きました。自宅でも同じ様に、艶やかで柔らかい音で聴く事が出来た事に驚いています。ミックスダウン時スタジオで作った96kz24bitの音色を越えています。吉川さんには膨大なノウハウが有るのでしょう。素晴らしいです!。

“新作の録音は前作の音を超す”を目標に色々工夫をしてきました。上手く行かない時はそれなりの理由が有り、上手く行った時もそれなりの理由が有ります。SONY流の考えかた「良かったところ。改善すべき所」を、どの録音にも当て嵌めてきました。録音前には前作の音を聞き直し、改善点を見つけてスタジオ入りしています。

手抜きは出来ない性格です。録音やマスタリングのセッティングは規模も膨らみ、とても複雑で1人で出来るような物では無くなりました。以前も此処に書きました。スタジオの協力とアシスタントエンジニアや仲間手助けが無ければ、この様な音は録音出来なかったと思います。
情報開示が出来るようになりましたら、改めて詳細を書きます。

録音に関わってくださった皆様。有難うございました。心から感謝申し上げます。


No. 1027:音響監督
組長さん (2017/09/18 14:57:34)

師匠フィル・ラモーン氏を手本に、以前はミュージカル等サウンド・デザインの仕事もお受けしていました。
この度、長くお付き合いをさせて頂いている制作会社役員の方から音響監督を依頼されて現場にいます。お芝居(ミュージカルも含めて)の仕事は18年ぶりです。

私のお役目は筋書きの無いお芝居での音響監督です。全公演12回、内容が全て異なります。(これは大変な事なのです!。)本日で8公演が終わりました。残りの公演も既にチケットは完売しております。お客様は若い女性が殆どで、毎回凄い盛り上がりです!。自分の全く知らない世界でした。

裏方の皆さんはハードワークの中、頑張っておられます。8時会館入り22時〜23時の退館です。驚いたのは年齢の二極化です。ステージに関わる大凡60名ほどのスタッフの中には専門学校の学生さんもいます。40才代前後の方は余り見られません。50代後半から私です。因みに舞台監督は一回り歳下で、私は極端に高齢です。(笑)

仕事内容は、全体の音決め・会場内のバランス決め・トラブル防止対策・トラブル対応と・・・・勝手に自分で決めました。あ!スタッフの和み役もやっています。(笑)

何処までお役に立てるか分かりませんが、リハーサルでは音を確認するために会場隅々まで歩いています。

スタジオでの仕事はアシスタントエンジニアを含めて数人です。大勢で作る作品は一体感が有り、混ぜて頂いて本当に有りがたく感じます。


No. 1026:ビンタ
組長さん (2017/09/02 13:12:20)

一ヶ月前の青山ユニバーサル ミュージック合同会社前での出来事です。

私の車は赤坂郵便局前交叉点に向けセンターライン側で信号待ちをしていました。第1車線(歩道側)に車は無く子供が4〜5名車道に出てきました。道路を突っ切ろうとする行動は理解出来ましたので、私はクラクションを鳴らしました。殆どの子供は歩道に引き返しましたが、1人だけ対向車線を見ることも無く駆け足で道路を渡って行きました。

怒鳴ろうと窓を開けると、渡った先に母親と思える女性がいて子供が近づくと思い切り“ビンタ”しました。その威力は子供がふらつくほどです。そして、大きな声で叱りつけました。「怪我をしたらどうするの。あんただけの問題でじゃ無くて、ぶつかった車にまで迷惑を掛けるのよ。分かる。」

叩く一瞬だけを見れば立派な虐待です。が、私はまだ日本には素晴らしいお母さんがいると感激し車内で拍手しました。私は暴力を肯定するつもりは有りませんが、何故か頬が緩んだ出来事でした。


No. 1025:仲間の力無しでは不可能な録音。
組長さん (2017/08/24 17:54:50)

21日から始まったジャズの録音は無事に終わりました。改善点を見つけるために毎回以前のアルバムを聴きますが、前回と前々回のアルバムを比較すると音の鮮度は大きく違います。

前回はミックスダウン時にPro Toolsを持ち込みNEVE/AVALONタワーの横に設置しました。これによりスタジオのPro Toolsと比べると、ラインケーブルの長さは15m以上が2mに短くなります。D-SUB〜XLRの線材も撚り線がPC-tripleCの単線になり、マルチコネクターは数個分が省かれます。これが音の鮮度確保に大きく貢献したと思われます。

今回は録音時からPro Toolsを持ち込みMic HAの横に設置、マイク回線も22回線中11回線を直引きしました。ここまでやるとセッティングは5名で3時間を使いました。D-SUB〜XLRは INとOUTで合計6本、HAとパッチ番の間は“カオス”です(笑)。

ピアニストがスタジオに入り試し弾きをして直ぐにコントロールルームに来て「ヘッドホンの音が前回と明らかに違う。ピアノの音や空間の出来かたが凄く自然」とのお言葉がありました。これはPC-tripleC/EXのD-SUB〜XLRの効果と確信しました。一瞬で違いを聞き分けてくれる素晴らしいメンバーの方々です。

Pro Toolsをお貸し頂きセッティングしてくれた、、エンジニアの谷さん大変お世話になりました、本当に助かりました。有難うございました。アシスタントエンジニアの齋藤さんと齊藤さん。面倒なセッティングにお付き合い頂き、有難うございました。重たい機材の移動と複雑なパッチにお付き合い頂いた早藤さん。有難うございました。皆さんの協力無しでは録音の成功はありませんでした。

D-SUB〜XLRをお貸し頂いたStudio Dedeの吉川さん、有難うございました。
貴重なPC-tripleC/EXのD-SUB〜XLRをお貸し頂き、また多くの機材の提供をした頂いたACUSTIC-REVIVEの石黒さん、有難うございました。面倒なお願い事に対応して頂いた岩谷さん、有難うございました。

お陰様でアーティストご本人やメンバーも凄く喜んで居られました。この録音に関係した皆様に心から感謝です。

情報開示は先になります。しばしお待ち下さい。


No. 1024:真夏の遊び事。
組長さん (2017/08/12 21:45:23)

6月7月は録音スケジュールが決まらず、毎日自宅待機状態で、PCの前に座る時間が多くなっていました。そこでたまたま見たNゲージの写真に惚れ込み、ポチッと蒸気機関車D51を注文してしまいました。手に取ってみれば余りの精密な出来に感心しきりです。これは子供のおもちゃでは無く、完全に大人のおもちゃ(響きがイヤラシイ)です。

気に入った物には夢中になる私は、再びNゲージに火が付きました。写真を見て気になる蒸気や電気やディーゼル機関車を集め始めてしまったのです。冷静になれば家には犬も居るので床では走らせるところが無いのです。手に取って楽しんでいたのですが、走らせたいと思う気持ちの我慢は限界です。そこで、テーブル上のPCやプリンター等を真ん中に集めてレールを設置して走らせました。こんな姿は誰にも見られたくないが、楽しい!(笑)。

子供が小学校高学年の頃に幾つかのNゲージを買いました。子供は期待道理Nゲージに夢中になり中学生では複々線で高架橋も作り、引き込み線含めるとレールは12畳の部屋を埋め尽くすほに規模は拡張していました。電車は種類と車両数を増し、遂には湘南電車を16両のフル編成で走らせるようにまで成りました。熱く夢中になるのは間違い無く父親の血筋です(笑)。

20年ぶりに子供が集めた電車を出して走らせてみれば、日本製は凄い!何も問題無く走ります。ただし、細部出来は今の“工芸品的なNゲージ”とは違うし、実車のようにゆっくりと走り出すことは不可能です。最初D51を動かした時には模型離れした動きに驚きました!。

とは言えども、音楽を聴いて心を揺さぶられるような高揚感は無いし、自分でオーディオシステムの音を良くするような、無限の改善が出来る訳ではありません。発注したあと3種で収集は終わりにしたいと思うのですが・・・確約は出来ません(笑)。真夏の遊び事でした。

追記
鉄道模型はKING OF HOBBYと言われる趣味の1つです。恩師のオーディオシステムの下には多国の電車や機関車のNエージが飾られています。今は亡き人生の恩人が居た、SONY社長室のテーブル上にも電気機関車が一両飾られていました。男子は大人になっても鉄道模型や航空模型に興味はつきない様です。


No. 1023:「宮本笑里 10周年記念コンサート 」を聴きに行きました。
組長さん (2017/07/24 16:22:48)

宮本笑里さんの録音を担当して10年が経ち、時間の経過は本当に早いと感じました。

コンサートは素晴らしい演奏力に感動しました。またゲストの方々との会話にホッコリ。音楽に聴き入り楽しい時間を過ごさせて頂きました。

宮本笑里さんの謙虚に高みを求めて努力する姿は、心の強さを感じます。相手を尊敬する姿は、見習わなければ成りません。

今の時代10年間CDを出し続けるのは本当に大変な事です。

可能であればいつまでも録音を担当させて頂きたいアーティストです。


No. 1022:バンタムーXLR(キヤノン)
組長さん (2017/07/18 09:46:45)

スタジオを見回し大切だが最も蔑ろにされているのが、バンタムコネクターに関わるケーブルと思う。バンタムが細い為に使えるケーブルが限られることが一番の要因だ。

30年近く前に自分で機材を買い始めた時からバンタムーXLR(キヤノン)を作り始めた。 半田まで含めて吟味した結果、バンタムはADC・ケーブルはBELDEN 8422・XLRはNEUTRIKとなった。半田はWAKO SR-4Nこの組み合わせは現在まで続いている。
依り良い音のバンタムーXLRを作るために、アコリバLINE-1.0X-TripleC-FMに使われている3芯ケーブルと半田付けしないXLR[RBC-1M]と[RBC-1F]コネクターを提供して頂いた。

新作ケーブルの実力は如何にと“思い切って”DG-48にアコリバの高級電源ケーブルも繋ぎ聴いてみた。なぜ“思い切って”と書くか、それは一度良い音を聴けば元に戻る事が辛くなるからだ。当たり前のことだがビックリするほど良い音が飛びだしてきた。やはり元に戻れなくなった!(笑)。

バンタムプラグのADCは手に入れることが難しくなったので。同じ真鍮のSwichcraftを使う事にした。プラグの比較のために3種のケーブルを作ってみた。1)ADC- XLRはRBC-1・2)Swichcraft- XLRはNEUTRIK・3)Swichcraft- XLRはRBC-1。
聞き比べて判ったことはADCの高域キラが目立つのは以外だった。何処のスタジオでも使われている、メッキされたバンタムと比較すれば極僅かだが・・・・・。Swichcraft-の聴感F特はフラットに聞こえ重量感の有る音がする。

XLRの比較は。
無半田のRBC-1は雑味が少なく見通しがよい。F特・Dレンジも誇張感が無く素晴らしい!。NEUTRIKは半田付けをするのでRBC-1を比較してしまうと音に濁りを感じるし、立ち上がりが遅く感じる。F特・Dレンジの誇張感は無い。
てなわけで、3)のケーブルが一番良い。価格を考慮すれば2)になる。
何れもこの3種は今まで使っていたADC-BELDEN -XLRとは比較にならないほどに音は良い。そじて、スタジオ常備のバンタムーXLRが如何に酷いか良く判る。

スタジオの常設されているバンタムーXLRをマスター系に使った時の絶望感を味わった方の為に、このケーブルをお薦めいたします。
関口機械販売株式会社(アコリバ)が特注でこのケーブルの製作を受けてくれるそうです。メール等でお問い合わせ下さい。


No. 1021::rRe:Re:大村雅朗の軌跡
組長さん (2017/07/02 16:10:19)

写真の件・・・私も人間です(笑)。若い時もありました。

1982年頃は、まだ全員作品作りに煮詰まっていない時期で明るい顔をしています。多分この頃から1年~2年が一番良い時期でした。
自分もサラリーマンとしてそれなりに気を遣っていた様です。87年退社してから脳みそのしわは無くなり、オーディオ初心者さんとで会うまでに10kg近くは太りました。


No. 1020:Re:大村雅朗の軌跡
オーディオ初心者さん (2017/07/02 07:13:40)

何度もすみません。
写真を見て、すぐ書き込んだので言葉たらずでした。
写真は、聖子さん、大村さん、山田さんと一緒で、
アルバムの完成パーティと書かれています。
聖子さんの髪型から1982年後半と思われ、多分、
candyか金色のリボンの完成記念かな?と思います。


No. 1019:大村雅朗の軌跡
オーディオ初心者さん (2017/07/02 00:43:16)

本、読んでます。
P69の写真、衝撃です!
こんな、お若い時の組長様の写真、はじめまして見ました。


No. 1018:re:山田秀俊さんのライブに行きました
組長さん (2017/07/01 09:53:21)

オーディオ初心者さん、こんにちは!。

福岡の中洲で行われた山田秀俊さんのライブ様子はFBで知りました。皆さんの思深いコンサートだったと想像します。
大村さんとの仕事は良い思い出しかありません。今更に才能有る方が早々に逝ってしまったことを残念に思います。

大村さんの記憶を少しでも長く皆様に残るように取材を受けました。


No. 1017:山田秀俊さんのライブに行きました
オーディオ初心者さん (2017/06/30 18:34:22)

組長様
お久しぶりです。オーディオ初心者です。

昨日、福岡の中洲であった山田秀俊さんのライブに行きました。
大村雅朗さんの命日ということで大村さんの楽曲を演奏していただき、
大変感銘を受けました。
会場では先行発売された本「大村雅朗の軌跡」を買いました。
組長様も対談形式で参加されているようで、今はまだ会社なのですが、
帰ってゆっくり読みたいと思います。楽しみです。
その前に発売された「ニッポンの編曲家」も、とても面白く、歌謡曲や
ニューミュージックのCDを改めて買いまくってます。

p.s. 今もso-netのメールアドレス使えますか?変わりましたか?


No. 1016:書き込みが一ヶ月空いてしまいました。
組長さん (2017/06/05 15:15:11)

5月19日(金曜日)深夜、体内から揺さぶる様な酷い悪寒に襲われ、20日午後から39°~40°の発熱です。土曜日と日曜日は頭に氷袋を乗せ、ポカリスエットを片手に、高熱にひたすら耐えました。普通はこれで熱は下がるのですが・・・。
22日(月曜日)インフルエンザを心配しながら朝一番で病院に行き、検査をしたところインフルエンザでは無い事が判ります。

空気感染の心配は無いが「体温を上げないと体内の菌を死滅させることが出来ない」との医者の意見に従い引き続き高熱に耐える事に成ります。薬局で薬をもらい路上でタクシーを待っている時に気絶し、気が付けば4~5名に囲まれてお目覚め!。薬局内で休ませて頂き“お上さん”に車で迎に来てもらい帰宅しました。

この日14時からホール録音の機材積み込みが有り、“お上さん”に車の運転は任せて積み込みに行きます。熱を測れば37°後半に下がり、体は可成り楽になりました。相方Tさんに大きな負担を掛けながら無事に積み込み完了。ピアノ1台の録音に愛車レガシーは機材で満載です。自宅に戻れば39.6°でした。私の体は大した物です(笑)、仕事になると熱が下がるのですハイ!。

熱の原因は判りましたので、23日朝に強い解熱剤を飲み、Tさんの運転で相模湖文化センターへ。TさんとS子さんのお陰で23日24日の録音はお役目を果たせました。 25日は解熱剤を止めましたが、幸い発熱は無く回復に向かったようです。解熱剤は痛み止めの効果が有るようで、止めた事で体あちらこちらが痛いのです。気絶するときに腕が肋骨を圧迫したようで深呼吸が出来ません、多分肋骨にひびでも入ったのでしょう。ラックを積み上げるのが辛いのです(笑)。

26日から31日まで連続仕事でした。特に30日はスタジオ入りから撤収まで17時間スタジオに滞在し、さすがに疲れました。

年齢を感じる出来事でしたが、幸い体重が2kg~3kg減りました。これからは体重を増やさないようにすることが大きな課題です(笑)。


No. 1015:USBケーブル。
組長さん (2017/05/04 23:57:24)

マニアックな内容です、興味の無い方はパスしてください。

電源やラインケーブルの違いで聞こえる音が異なるのは良く知られた事です。USBケーブルも同様にケーブルで音が違う事を再確認いたしました。線材の音がそのまま音質に現れます。

寺井尚子さんの録音を始めた頃、自分の中ではヴァイオリンの刺激的な音が大きな問題でした。ACOUSTIC REVIVEから発売されたPCOCCA 線材のFireWire800ケーブルを使った時に刺激成分が劇的に少なり全体の音質は大きく改善されたことが、ハードディスクを繋ぐケーブルに興味を持った出来事でした。

今回PCOCCAの線材を使いMini USBケーブルの試作を作り、一般的に売られているMini USBケーブルより格段に音の良いことを確認できました。新たにACOUSTIC REVIVEから部品を供給して頂きUSBケーブルを作りました。Mini USB端子はUSB B端子を加工して取り付けました。

試作品でも満足出来る音でしたが、ACOUSTIC REVIVEの部品を使ったUSBケーブはやはり別格でした。線材にPC-tripleCを使ったことも有り、試作品とは大きな音質の差が有ります。音の良さはACOUSTIC REVIVEの製品レベルです。

試作品のUSBケーブルは“使える音質”なので短くして持ち歩き易くしました。

エンジニアの皆さん。人様より少しでも良い音で録音したいので有れば、電源やラインケーブルは勿論ですが、USBケーブルやデジリンクケーブルに注目しては如何でしょう。ACOUSTIC REVIVE製品なら全製品の無料貸し出しをしてくれますので音を確認出来ます。


No. 1014:オーディオ話です
組長さん (2017/04/21 12:26:11)

マニアックな内容です、興味の無い方はパスしてください。

電源ケーブルやラインケーブル等のケーブルがオーディオシステムの根幹を支配していると言っても過言ではありません。評価の高いアンプやスピーカーでも“ダメ“ケーブルで繋げば本来の性能を発揮することは絶対にありません。それほどケーブルは大切なのです。

今一番悩んでいるのが、PCMやDSDのオーディオファイルを再生する時の、USBケーブルとハードディスク(以後HD)ケースの組み合わせです。USBメモリーならば簡単で音も良いのですが、数が増えれば中身が判らなくなり整理に困ります。

USBケーブルで音質を考慮すればACOUSTIC REVIVE のUSBケーブル以外無いのです。このケーブルにはA端子とB端子が付いています。3.5インチのHDならば多くの場合はB端子が付いているので問題は無いのですが、使う度にHDに電源を繋ぐ必要があります。(HD付属の電源は音質を考えて絶対に使いません。)時間に追われるスタジオでのコピーや自宅でファイルを聴こう思うと気楽に使える物では有りません。

USBからの給電で動く2.5インチのHDやSSDを使えば簡単に聴く事が出来ますが、殆どの場合ケースにはUSB端子はmicro USB 3.0かminiUSB 2.0が付いています。しかし、これに合う音の良いケーブルは皆無なのです。変換アダプターも必ずアダプターの音が乗るのです。アダプターも数種類購入しましたが全滅でした。

と言う事で、miniUSB 2.0とUSB A端子を自作する事にしました。秋葉原の千石電商でUSBパーツを調達できました。手元にあったPCOCCAの線材で半田付け、miniUSB 2.0の半田付け面は小さくて苦戦しました。半田付けのやり直しすればコネクターは熱でNGに成ったでしょう。慎重に作業を進め、バラック状態ですが、何とかminiUSB 2.0とUSB A端子ケーブルを作る事が出来ました。

SSDに繋ぎ音を出せば “良い”のです。以前使っていた高価な「高品質 HIGH SPEED対応USBケーブル」とも異なり“キンキン・ギスギス”した音が出ることは無く、十分に満足する音がします。しかし、何せバラック!。耐久性には問題が有るので、パーツを探し自作するしか無いと、覚悟を決めた所です。




No. 1013:オーディオ話です。
組長さん (2017/04/12 17:11:04)

自分はオーディオ誌を見て無駄なお金を使いましたので、私の価値観で良い物は正直に紹介させて頂いています。

SPDIF iPurifierとiPurifier DCを取り付けた直後の小さな問題点は、アコリバのPSA-100天然シルクを使い克服できました。iPurifier DCを開腹したので敢えて方法は書きません。もし遣るので有れば自己責任で行って下さい。電源は自作のシリーズ電源に交換致しました。部品代だけでもiPowerと一桁違います。音が良い方向に変化して安心いたしました。

SPDIF iPurifierとiPurifier DCを使った大きな改善効果に変化は有りませんが、音は落ち着いてきました。オーディオシステムの品位が上がったために、何を行っても敏感に反応します。音楽を聴く度に“良い音の物は依り良く聞こえ”・“そうで無い物はそれなりに”と何処かで聞いた様な言葉を思い出します。

今は自分が所有したオーディオシステムが最善の状態で有ることを実感しています。多分数か月も経てばまた不満な点が見えてくるのですが・・・・。

micro iDSD BLは導入して約1月が経過し、音は滑らかさを増しました。micro iDSDからのmicro iDSD BLへ交換した事で、音質は以前より鮮明になり空間の濁りが著しく減少しました。最近録音したアルバムを11.2MHz/1bit DSFや96kHz/24bit WAVのファイルで聴いていますが、マスタリングで聴いた音と違和感なく自宅で聴く事が出来ています。

何度も書いていますがiFIの商品は繋がる電源やUSB等の品質に敏感に反応します。もしiFIの商品の音に疑問があるならば、電源やケーブルを疑ってみては如何でしょう。


No. 1012:RME ADI-2 Proをお借りしました。
組長さん (2017/03/31 12:37:10)

HORUS+Pyramix Native Pro で録音したDSD 11.2MHzの音源をADI-2 ProとHORUSで再生側の比較試聴いたしました。
ADI-2 ProはHORUSに大きく劣ることはありませんでした。録音側も同様なクオリティーで有るならば、価格を考慮すると驚異的に良い商品です。

但し同胞されている電源アダプターとUSBケーブルは通常グレードの動作チエック用です。
試聴時は電源アダプターでifI –Audio の iPower 12VでUSBケーブルはACOUSTIC RE-VIVE のUSB-1.0PL-TripleCです。この状態で”十分使える”音がしました。

別日の比較ではACOUSTIC RE-VIVEの電源RBR-1を使えば、より高品位の音に成りました。
DSD 11.2MHzで録音出来るMac用のソフトが発売されれば購入したいと思います。


No. 1011:オーディオ話の続き。
組等さん (2017/03/28 20:51:35)

CDを聴いて僅かに気になる、ギスギス感の原因が判りました。主な原因はSPDIF iPurifierに同胞されていたiPower 5Vでした。

自作電源とRBR-1を5Vに変更しiPower 5Vとの3種で比較試聴して行く中、iPower 5Vからシャリシャリ感を聞き取れました。また、iPurifier DCを通すと僅かに高域が強調される事も確認出来ました。

ただし,以前同じ組み合わせをブルーレイディスクレコーダーのTOSLINKで使った時には大きな音質改善を経験しました。また、iPower 12VはRME UCXで使い、iPurifier DCはPro Toolsのハードディスク電源やファンタム電源にも使っています。現状では何も問題を感じる事無く、大きな改善効果を経験しています。

オーディオは変化する部分が多く、判断が難しいですね。何か問題にぶち当たり解決して行く事で知識が蓄積されますが、過去の経験を信じ込む危うさも学事が出来ました。

全てのデジタル信号が通過する場所にSPDIF iPurifierとiPurifier DCを使ったので敏感に反応が出たのでしょう。SPDIF iPurifierとiPurifier DCを外した音には戻れないので、この場所用の5V電源を作らなければ。


No. 1010:オーディオ話です。
組長さん (2017/03/28 08:47:59)

我が家のデジタルプリCD-330はEXT DSP端子からDG-38へデジタル回線で出力・入力されて音場補正を行っています。DG-38から出力されCD-330に戻るデジタル回線にSPDIF iPurifierとiPurifier DCを使ってみました。この回線はSACD以外、全てのデジタル信号が通過します。

大凡1時間エージングしてから自分が録音したCDを聴けば、空間が広く静かで見通しが良い・楽器の音が生々しい・楽器の配置が明確に判る・残響の余韻が透明で美しい、全方向に驚きの変化です。しかし、時間が経つと音のギスギス感(やり過ぎ感)が気になり始めます。

SPDIF iPurifierだけで聴けば効果は明確に判りますが、何か物足りない。SPDIF iPurifierとiPurifier DCを繋がない状態に戻すと、混濁感の酷さに、今までこんな音を聴いていたのかと茫然自失・・・・・。

再度SPDIF iPurifierとiPurifier DCを取り付け、音を出して気づいたことがあります。ハイレゾで録音の良い物はあまりギスギス感が気に成らないのです。

しかし、古録音のCDも沢山有ります。iPurifier DCに少し手を加えてギスギス感を少し取る事が出来ましたが、なぜ、電源ノイズが無くなり波形歪みが補正されると、音場は劇的に改善されるのに音がギスギスしたりと、やり過ぎ感が出てくるのでしょうか。不思議な事です。
SPDIF iPurifierとiPurifier DCを外した音には戻れません。何とか原因を見つけたいと思います。


No. 1009:寺井尚子さんの新譜
組長さん (2017/03/28 08:46:02)

3枚目のアルバムとしてご紹介していた寺井尚子さんのアルバムはタイトル「Piazzollamor」です。3月29日発売です。サンプル盤が届きました。プレスも問題有りません。お楽しみ頂けると思います。

No. 1008:情報公開
組長さん (2017/03/11 18:02:01)

1枚目のアルバムが情報公開に成りました。1枚目のアルバムはヴァイオリニスト宮本笑里、デビュー10周年記念アルバムでした。
「My Heart Will Go On」をMay J.さんと共演、初のセルフ・プロデュース作品です。4月26日(水)発売になります。

2枚目のアルバムは「サンタナ」でした。下記はメーカー資料からご紹介。44年間封印されていた幻の音源発掘。
サンタナの初来日公演を収めた伝説のライヴ・アルバム『ロータスの伝説』が未公開音源7曲を追加収録した「完全版」として世界初発売!ハイレゾ配信も。

44年ぶりに未公開音源を聴いたカルロス・サンタナから日本のファンへ向けた最新コメントが届いた。
“『ロータスの伝説』は日本生まれの名盤だ。大阪公演のテープは本当に素晴らしい内容だった。それらのテープはこのバンドの最高の状態をとらえており、私たちは心から誇りに思えたのだ。サンタナのコンサートを余すことなく経験できるものにするため、LP3枚組に日本制作のブックレットや画像を用い、すべてを才能ある日本人アーティストたちに手掛けてもらった。そして、改めてこれらの曲とこのアルバムを紐解くのは、次の日本ツアーが間近に迫っている私にとって大いに喜びを感じる作業だった。日本のソニーの友人たちとボーナス・トラックを掘り下げるのは最高の気分だった。日本や世界中のブラザーやシスターと、さらなるお楽しみが加わったこの『ロータスの伝説』を分かち合うことができるのは大変光栄なことだ。”
以上メーカー資料から。

44年ぶりに16chマスターテープと会い色々な思い出が湧き上がりました。44年前と今回のミックスダウンと音が合うかが一番気に成るところでしたが、私の成長が無いのでしょう、全く無駄な心配でした。打ち込みでは絶対に味わえない生きた音楽が聴けます。

FBで何枚かの写真を公開しています。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011079909221


No. 1007:オーディオ話です。
組長さん (2017/02/24 12:42:31)

FURUTECH の電源プラグ

FI-28M(R)¥8,570&FI-28(R)¥8,780
FI-50M NCF(R)¥29,340&FI-50 NCF(R)¥29,120

金額はヨドバシ.comで買える価格です。1つ¥8,570の電源プラグでも一般的には高価な買い物です。オーディオでは数多く使うので金額的にもそれなりに負担が多くなります。

二種の電源プラグは価格の差ほど音は違うのか?。興味が湧きやってみました。結果は経済が許すなら全部FI-50M NCF(R)&FI-50 NCF(R)を使うべきです。生々しさに大きな差が有ります。この差を知ってしまったら・・・・私は時間を掛けて全て交換することに決めました。

ACOUSTIC REVIVEの輸出モデルPOWER REFERENCE TripleCにはこのプラグが使われています。


No. 1006:3枚目のアルバムは・・・・。
組長さん (2017/02/15 10:07:15)

寺井尚子さんがピアソラに捧げる オマージュ・アルバムでした。
本日Dede吉川さんが素晴らしいマスタリングをして下さいました。惰性で仕事をしている人には絶対に達せられない領域です。

アルバムタイトルは不明です。分かりましたら公開いたします。多くの方にお世話になって完成したアルバムです。関係者の皆様、有難うございました。発売日 2017.03.29です。期待してお持ち下さい。

フェイスブックで写真を公開しています。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011079909221


No. 1005:3枚目のアルバムはミックスダウン終了。
組長さん (2017/02/09 22:36:37)

午前中にスタジオに入り大凡3時間をかけて全曲を再生し、自宅作業でのミックスバランスが完璧な状態で再現が出来ました。午後から制作スタッフ全員で試聴し、全12曲手直し無し!。バンドリーダーには、バランス・音色・空間での楽器位置・眼前に迫る楽器の質感を大変喜んで頂けました。

改めて演奏ノイズの除去等を行い、DSD11.2MHz/1bitでマスタリング用のマスターを取りこみました!。CDや配信用のマスターは、思いっきり鮮度の良い音でマスタリングが成されます。Dedeの吉川さん、この後は宜しくお願いいたします。無理を聴いて頂き感謝です。

最近気が付いたことが有ります。
コンソールとPro Toolsを繋ぐケーブルの質や長さで音質的なリミッターがかかり、マイクやケーブル等で行っている改善が完全に反映されないのです。今回はPro Toolsをラインアンプタワーの隣に置き、アコリバ製のDサブ→キヤノンで直にラインアンプに繋ぎ込み、ラインアンプからも上質なケーブルを使い最短でコンソールに立ち上げました。

効果は歴然です。先ず音のスピード感が違います。楽器は生々しく・音場は広く・音の濁りが激減しました。最大の収穫は演奏が生々しく聞こえ、より音楽が心に響く事が確認出来たことでした。

谷さんご協力頂き有難うございました。手を出してはいけない領域に入ってしまいました(笑)。

関口機械販売 株式会社の石黒さん、ケーブルなど多数の提供を有難うございました。感謝申し上げます。お陰様で新たな扉が開いたような気分です。


No. 1004:その後。
組長さん (2017/02/07 10:17:30)

3枚目のアルバムの自宅作業は間もなく終わり、1枚目のアルバムの一部を自宅作業をしている。

どちらの音楽も強く心に響く。10年以上御一緒させて頂いているお二人、生意気な言い方だが表現も演奏力もより高みに上がり続けている。音楽に集中して仕事をしているといると、自分まで成長させて頂いているように思う。こんな素晴らしいアーティストの方々と関われるのは本当に幸せな事だ。


No. 1003:3枚のアルバム
組長さん (2017/02/04 09:20:08)

昨年末からアルバムのレコーディングは始まりました。1月2月は3枚のアルバムが並行して進んでいます。

3枚目のアルバムは録音が終わり、自宅作業に専念中です。アップテンポの曲は躍動感に満ち刺激的。テンポの遅い曲では恐ろしい程の緊張感・穏やかな浮遊感・夢見るような美音・百花繚乱で身も心も音に埋もれます。

”看板”さんの演奏技術が進歩しており、努力に頭が下がります。そしてバンドが一段高みに達しており録音中に関わらず、自分は興奮しておりました。

自宅作業中に記録用と赤いボタンが点灯すると、気が付かなかった音の掛け合いが聞こえきてきます。集中力不足を反省し、エンジニアとしての性を感じます(笑)。

2枚目のアルバムは海外からの返事待ち状態。
1枚目のアルバムは時間をかけて進行中で半分程度は完成しています。お陰様で充実した日を過ごしています。

2枚のアルバムは毎年新譜を出しているアーティストの方です。当然音質も毎年比較されることになります。
今年は手持ちのRPC-1を2台を投入し、もう一台を追加しPro Toolsの電源にも投入計3台。この3台は効きました。デジリンクケーブル・USBケーブル・電源ケーブル等がバージョンアップされました。効果は大きく、音の質感や空間表現や立体感は一段高みに上がりました。


No. 1002:オーディオ話です、の続き。
組長さん (2017/01/14 19:24:35)

Blu-ray Audioを見直し、CDのデーターをいったん読み込んでの再生音を検証してみました。

今までの経験はCDとデーター(同一音源)との比較は、プリアンプ以前が同じシステムではありませんでした。経験的な自分の評価はコピーはどんな状況でも元より悪く、元音上位と認識していました。

今回は検証のためにMacBookProとドライブBUFFALO BRXL-16U3V間はACOUSTIC REVIVE のUSB-1.0PL-TripleCを使い。BRXL-16U3Vの電源にはiFI のiPurifier DCを繋げました。MacBookProからはUSB-3.0SP-TripleCでiFIのiPurifier2 + iPurifier DC+ iUSB Powerを通過しデュアルヘッドUSBケーブルでmicro iDSDに入りデジタルでプリアンプDC-330に入ります。

先ずはCDをiTunesとQuick Playerで再生試聴し、基本的な部分では音の差が無いことを確認しました。次はAudirvana PlusでCDのデーターを読み込み、試聴しました。結果は明らかにデーターを読み込んだ再生音の方が良く、滲みが少ない鮮明な音と大きな音場はBlu-ray Audioの音と共通する音です。次はCDのデーターをUSBにコピーしてからAudirvana Plusにデーターを読み込み、試聴比較しました。これは明らかにCDのデーターを読み込みより、音は劣化いたします。

結果、一番良かったのはAudirvana PlusでCDのデーターを読み込み再生する方法です。ネットワークオーディオを楽しんでいる方には「今更何を言う」と言われる結果でした。では、高級SACDプレーヤとの比較はとの問いには。前に書いた様に「船上の刺身か」腕の良い職人さんの「仕事をした刺身」と「どちらが好きですか?」との返事になります。


No. 1001:オーディオ話です。
組長さん (2017/01/09 15:37:15)

Blu-ray Audioを見直しています。
以前書きましたが、iFI AudioのSPDIF iPurifier+iPower+iPurifier DCは、我が家のBlu-rayレコーダーのTECKLINK (光ケーブル)を使った音を劇的に改善してくれました。と言っても6万円程度のBlu-rayレコーダーと一桁以上高いSACDプレーヤーで“CD”を聞き比べた時には、誰もがSACDプレーヤーの方が良いと言うほどの差が有ります。

しかし、意外な事を感じてしまったのです。
正月の酔いに任せて、チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲チョン・キョンファ とブルックナー:交響曲第4番 ベーム,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の Blu-ray Audio盤をポチッとやりました。

ブルックナーを聴き始めて、鮮明な音と大きな音場に驚いたのです。比較のために手持ちのHybrid SACD盤をSACDプレーヤーで聴いてみました。結果は圧倒的にBlu-ray Audio盤が良いのです!。チャイコフスキー&シベリウスもシングルレイヤーSACD盤で比較してみました。此方は微妙で“どちらでも良い”程度の差しか感じません。メディアはBlu-ray Audio盤の方が安いし、プレーヤーも一桁以上違うのです。Blu-rayレコーダーは改造して有りますが驚きでした。

ブルックナーは発売時期が異なりますのでマスタリングの違いが有るかとも思えます。チャイコフスキー&シベリウスは多分同じマスタリングと思います。

多くの場合Blu-ray Audioはハイレゾ音源であり、高音質を求めるのには有利です。また、安価なオーディオ機器でも良い音を出せる可能性があります。

”元音が悪ければ、何をしても良い音は出ない”そして”元音が良ければ、良い音を出せる多くの可能性が有る”と言う当たり前の事を感じました。録音業は責任重大です ハイ。

THE ROLONG STONESのSTRIPPDEを聴きながら、この記事を書いていました。ROLONG STONEが演奏したBob Dylan のLike a Rolling Stone が入っています。このアルバム至極好きです。


[No. 1001〜1047][ No. 1048 〜 1067→ ]

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