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このログの総発言数:169件 [ The list of old logs ]

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No. 1035:明けましておめでとう御座います。
組長さん (2018/01/02 10:56:24)

皆様おすこやかに新春をお迎えのことと存じます。昨年は何かとお世話になり、大変ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年は大きな出来事が幾つかありました。

息子が結婚しました。家族が増え、とても・とても・とても、嬉しいのです!。

愛犬が大きな病気を乗り越えました!。私が休み無く働いている時、深夜に家に帰れば迎出てくれ、腹を見せ癒やしてくれました。年齢を重ね13才と3ヶ月です。これまで以上に愛情を注ぎたいと思います。

録音のセッティングを手伝ってくれた音楽家女子が、新たな生活を始める為に沖縄に引っ越します。何やら心中は嫁ぐ娘の父親のような気がしています(笑)。

年末に成ると、その年に録音した物を全て聞き直します。これが反省点多数で毎年絶望的に凹むのです。引き続き自分自身の改善が必要です。ハイ。

今年の仕事も幾つか決まりました。年始から不要なケーブルをバラシし、新たな線材でバンタム⇄キャノンケーブルを作り直す予定です。新年早々地味な作業が始まります。

体力は年齢相応に減少していますが、今年も頑張らせて頂きます。


No. 1034:「ロータスの伝説」
組長さん (2017/11/28 08:49:17)

「ロータスの伝説」アナログ盤が発売されました。

44年前、こんな事が起きるとは想像すら出来ませんでした。現在も仕事していることすら想像が出来なかったのですから(笑)。

1/2インチ4chのオリジナル・マスターからDSD 11.2MHzへのプリマスタリング。此のマスターを米国のモービル・フィデリティでカッティングし、RTIプレスによる180g重量盤で仕上げたアナログ盤です。

DSD 11.2MHzマスターを作った時にはアナログ盤のことは何も考慮しませんでした。お陰でモービル・フィデリティでのカッティングは大変だったようです。

モービル・フィデリティは品質を確保するために諦めることなく何度も挑戦したようです。努力の甲斐も有り、アナログ盤を聞いた何人かの感想は好評で安心いたしました。

伝説のジャケットを見るだけでも、価値はありそうです。


No. 1033:The Standard
組長さん (2017/11/22 17:22:11)

寺井尚子さんの新作「The Standard」が今日発売になりました。

“新作の録音は前作の音を超す”を目標に色々工夫し仕事をしています。録音にはバランスや音色等の好みがあると思いますが、このCDは私が録音した中で一番生々しい音がしています。

スタジオのマイク回線を使うことを可能な限り避け、殆どが直引きです。Mic HAから最短距離でPro Toolsに繋ぎ込み、ミックスダウンも同様にPro Toolsは最短距離でコンソールに繋がれています。拘りのケーブルは電源ケーブルを含めて、殆どがアコ-スティックリバイブの物です。特にPCtriple-C-EXを使った、D-Sub-Canonは大きな効果が有りました。今回はピアノとベースに使いましたが、全体の音質に大きな影響が有ったと思われます。

コンソールの先もPCtriple-C-EXを使い、DSD 11.2MHzでマスターが制作されています。マスタリングはDedeの吉川さんがDSD 11.2MHzから見事なCDマスターを作ってくれました。

前作と比較すれば、音は生々しく・音場は広く・雑味が無く・刺激感は皆無です。もし刺激の有る音が聞こえたら、申し訳ありません再生側の問題です。

スタンダードの名曲・名演です。お楽しみ頂けると嬉しいです。最後の曲「ブルー・ヴェルヴェット」は、ホッコリと大好きです


No. 1032:Kano Fukushimaさんの文章を転載させて頂きました。そのー2
組長さん (2017/10/27 14:28:16)

難しいこというけど、音源はもちろん、再生機器そのものの性能に加えて、本来の音の性質を阻害するノイズや共振などにより、そのなにか大切なものを訴える力を持った「音」は、無機質で電子的で冷たく、ざらつきさを持つ刺激音に変わってしまい、音の持つ力はそれに埋もれてしまうことがほとんどなのです。

「音」に宿された、奏者の込める感情や想いを、温もりを持った音を、奏者が奏でた本来の音を如何に引き出すかが、趣味としてのオーディオではないかと思います。そういった本来の音を、「究極のリアリティ」を再現するのに、みんな試行錯誤を繰り返すのだと思います。

その究極のリアリティのある音は、もしかしたら全人類の数パーセントしか体験していないのかもしれません。けれど、その圧倒的体験は、言葉にするのが少し難しいのだけれど、我々人類が唯一共有している「空間」と「時間」を取っ払ってしまうような力を秘めているようで、それは何かを遠く忘れてしまっていたものを思い出すかのような、どこか懐かしさを覚えるような、そんな感覚すらあります。思考を巡らせることを忘れ、思わず心を奪われてしまうような「感動」も、それと同時に聴覚的な「快感」をもたらしてくれる。オーディオの世界における「良い音」とは、きっとそういう体験をさせてくれる「音」なのだと思います。




No. 1031:Kano Fukushimaさんの文章を転載させて頂きました。そのー1
組長さん (2017/10/27 14:27:03)


「音」とは言葉よりも繊細さのある細やかな粒子のようなもので、言葉では表現しきれない心のうごめきみたいなものまでも表現し得る、言語の一種なのではないかと思います。そしてその「音」だけで作られた作品や、それだけで紡ぎ出される世界や、世界観のことを「音楽」というのかもしれないなとも思います。

その細やかな音の粒子1つ1つには、きっとなんの意味も持たないのだろうけど、音を奏でる際の力の強弱やテクニックだけではなく、奏でる人間の指先や、吐息に込められた想い、その奏者の内に秘める感情によっても、「音」は如何様にも変質しうる。よって時に、その意味を持たない一音に、それを耳にする者へ有無を言わせぬ説得力であったり、深く埋もれていた感情を誘発させるような力を与えることもできるのだと思います。 
 
「音」の性質が、ほんの些細なことでも変質してしまうほどの繊細さを持つものであるからこそ、同じく人間の精神というか、常に何か言葉にならなものがうごめいている「心」への浸透力も高く、それゆえに多くの人を巻き込み、人々を一つにし、魅了する圧倒的な力も秘めているのだと思います。「良い音楽」と呼ばれるものはきっと皆そういった力を持っていて、それは毎度裏切ることなく、私たちをいつも同じ感情やモチベーションへと心を調律してくれます。
ただ、その1音に込められた感情や想い、それらの音で紡ぎ出される世界観をそのまま体感するのは悲しいけれど簡単ではありません。



No. 1030:Sound & Recording Magazineから取材を受けました。
組長さん (2017/10/25 21:10:50)

1980年代、大きなスタジオが元気でした。当時この本の記事や特に商品レポートに大きな疑問を持ちました。スタジオの若者には読むべきで無いと伝えていました。この事は取材時の編集者に伝えました。長い時間を経て録音環境が変わりプライベートスタジオが活躍する今、この本の存在価値は有りそうです。

今回、サンレコの取材に応じるとの話をした時に仲間の驚きは異様でした。長年否定的な意見を持った本の取材に応じるのですから当然です。

何故取材に応じたかの理由を言えば。録音に興味を持つ若い方々に、私の経験が少しでもお役に立てれば良いと思ったからです。この一点以外の理由は有りません。

私を含めて10名が取材に応じています。録音に対する考えや手法がこれ程違うかと目眩を起こしそうです(笑)。数字で正解が出る世界ではないので、当然と言えば当然です。この本が経験を積み上げる方々のお役に立つことを期待しています。

10月25日発売されました。


No. 1029:先ずは温めてから。
組長さん (2017/10/04 15:21:24)

オーディオ話です。
自宅で音楽を聴く時は手順が有りますが、これをやらず音を出したら・・・。反省です。

待っていたCDが手元に届き、音を出せば記憶に有る印象と全く違うのです。音はモッサリし、躍動感は感じられず。最近のお気に入りのCDに変えて聴いても、同じ印象なのです。遂に自分の音楽を聴く感度がダメになったと本気で思い、仕事もここまでかと可成り落ち込んだのです。

そこで、気分を一新。最初からいつもの手順でオーディオシステムを起動?しました。
1) 音の流れに沿ってアンプの電源を入れる。
2) アンプやスピーカーボックスを隅々まで掃除する。
3) エアーフローティングボードに空気を入れる。
4) TVの音でも良いので最低20分はオーディオシステムから音を出す。
これを行い、最初のCDを聴き直せば全く印象が異なり、記憶に有る素晴らしい音楽が流れ出てきました。

音の判断は最低20分オーディオシステムを温めてから聴くこと。基本が大事と反省した出来事でした。チャンチャン。


No. 1028:マスタリングが終わりました
組長さん (2017/09/23 10:29:19)

Dede AIRにて、まだ情報開示が出来ないジャズ アルバムのマスタリングが終わりました。

自宅でCD-Rや96kz24bitやDSF 11.2MHz/1bit等を聴きました。どれも最高音質の仕上がりです。マスタリングエンジニアの吉川さん、有難うございました。

Dedeで聴かせて頂いた44.1kz 16bitでの音の良さに驚きました。自宅でも同じ様に、艶やかで柔らかい音で聴く事が出来た事に驚いています。ミックスダウン時スタジオで作った96kz24bitの音色を越えています。吉川さんには膨大なノウハウが有るのでしょう。素晴らしいです!。

“新作の録音は前作の音を超す”を目標に色々工夫をしてきました。上手く行かない時はそれなりの理由が有り、上手く行った時もそれなりの理由が有ります。SONY流の考えかた「良かったところ。改善すべき所」を、どの録音にも当て嵌めてきました。録音前には前作の音を聞き直し、改善点を見つけてスタジオ入りしています。

手抜きは出来ない性格です。録音やマスタリングのセッティングは規模も膨らみ、とても複雑で1人で出来るような物では無くなりました。以前も此処に書きました。スタジオの協力とアシスタントエンジニアや仲間手助けが無ければ、この様な音は録音出来なかったと思います。
情報開示が出来るようになりましたら、改めて詳細を書きます。

録音に関わってくださった皆様。有難うございました。心から感謝申し上げます。


No. 1027:音響監督
組長さん (2017/09/18 14:57:34)

師匠フィル・ラモーン氏を手本に、以前はミュージカル等サウンド・デザインの仕事もお受けしていました。
この度、長くお付き合いをさせて頂いている制作会社役員の方から音響監督を依頼されて現場にいます。お芝居(ミュージカルも含めて)の仕事は18年ぶりです。

私のお役目は筋書きの無いお芝居での音響監督です。全公演12回、内容が全て異なります。(これは大変な事なのです!。)本日で8公演が終わりました。残りの公演も既にチケットは完売しております。お客様は若い女性が殆どで、毎回凄い盛り上がりです!。自分の全く知らない世界でした。

裏方の皆さんはハードワークの中、頑張っておられます。8時会館入り22時〜23時の退館です。驚いたのは年齢の二極化です。ステージに関わる大凡60名ほどのスタッフの中には専門学校の学生さんもいます。40才代前後の方は余り見られません。50代後半から私です。因みに舞台監督は一回り歳下で、私は極端に高齢です。(笑)

仕事内容は、全体の音決め・会場内のバランス決め・トラブル防止対策・トラブル対応と・・・・勝手に自分で決めました。あ!スタッフの和み役もやっています。(笑)

何処までお役に立てるか分かりませんが、リハーサルでは音を確認するために会場隅々まで歩いています。

スタジオでの仕事はアシスタントエンジニアを含めて数人です。大勢で作る作品は一体感が有り、混ぜて頂いて本当に有りがたく感じます。


No. 1026:ビンタ
組長さん (2017/09/02 13:12:20)

一ヶ月前の青山ユニバーサル ミュージック合同会社前での出来事です。

私の車は赤坂郵便局前交叉点に向けセンターライン側で信号待ちをしていました。第1車線(歩道側)に車は無く子供が4〜5名車道に出てきました。道路を突っ切ろうとする行動は理解出来ましたので、私はクラクションを鳴らしました。殆どの子供は歩道に引き返しましたが、1人だけ対向車線を見ることも無く駆け足で道路を渡って行きました。

怒鳴ろうと窓を開けると、渡った先に母親と思える女性がいて子供が近づくと思い切り“ビンタ”しました。その威力は子供がふらつくほどです。そして、大きな声で叱りつけました。「怪我をしたらどうするの。あんただけの問題でじゃ無くて、ぶつかった車にまで迷惑を掛けるのよ。分かる。」

叩く一瞬だけを見れば立派な虐待です。が、私はまだ日本には素晴らしいお母さんがいると感激し車内で拍手しました。私は暴力を肯定するつもりは有りませんが、何故か頬が緩んだ出来事でした。


No. 1025:仲間の力無しでは不可能な録音。
組長さん (2017/08/24 17:54:50)

21日から始まったジャズの録音は無事に終わりました。改善点を見つけるために毎回以前のアルバムを聴きますが、前回と前々回のアルバムを比較すると音の鮮度は大きく違います。

前回はミックスダウン時にPro Toolsを持ち込みNEVE/AVALONタワーの横に設置しました。これによりスタジオのPro Toolsと比べると、ラインケーブルの長さは15m以上が2mに短くなります。D-SUB〜XLRの線材も撚り線がPC-tripleCの単線になり、マルチコネクターは数個分が省かれます。これが音の鮮度確保に大きく貢献したと思われます。

今回は録音時からPro Toolsを持ち込みMic HAの横に設置、マイク回線も22回線中11回線を直引きしました。ここまでやるとセッティングは5名で3時間を使いました。D-SUB〜XLRは INとOUTで合計6本、HAとパッチ番の間は“カオス”です(笑)。

ピアニストがスタジオに入り試し弾きをして直ぐにコントロールルームに来て「ヘッドホンの音が前回と明らかに違う。ピアノの音や空間の出来かたが凄く自然」とのお言葉がありました。これはPC-tripleC/EXのD-SUB〜XLRの効果と確信しました。一瞬で違いを聞き分けてくれる素晴らしいメンバーの方々です。

Pro Toolsをお貸し頂きセッティングしてくれた、、エンジニアの谷さん大変お世話になりました、本当に助かりました。有難うございました。アシスタントエンジニアの齋藤さんと齊藤さん。面倒なセッティングにお付き合い頂き、有難うございました。重たい機材の移動と複雑なパッチにお付き合い頂いた早藤さん。有難うございました。皆さんの協力無しでは録音の成功はありませんでした。

D-SUB〜XLRをお貸し頂いたStudio Dedeの吉川さん、有難うございました。
貴重なPC-tripleC/EXのD-SUB〜XLRをお貸し頂き、また多くの機材の提供をした頂いたACUSTIC-REVIVEの石黒さん、有難うございました。面倒なお願い事に対応して頂いた岩谷さん、有難うございました。

お陰様でアーティストご本人やメンバーも凄く喜んで居られました。この録音に関係した皆様に心から感謝です。

情報開示は先になります。しばしお待ち下さい。


No. 1024:真夏の遊び事。
組長さん (2017/08/12 21:45:23)

6月7月は録音スケジュールが決まらず、毎日自宅待機状態で、PCの前に座る時間が多くなっていました。そこでたまたま見たNゲージの写真に惚れ込み、ポチッと蒸気機関車D51を注文してしまいました。手に取ってみれば余りの精密な出来に感心しきりです。これは子供のおもちゃでは無く、完全に大人のおもちゃ(響きがイヤラシイ)です。

気に入った物には夢中になる私は、再びNゲージに火が付きました。写真を見て気になる蒸気や電気やディーゼル機関車を集め始めてしまったのです。冷静になれば家には犬も居るので床では走らせるところが無いのです。手に取って楽しんでいたのですが、走らせたいと思う気持ちの我慢は限界です。そこで、テーブル上のPCやプリンター等を真ん中に集めてレールを設置して走らせました。こんな姿は誰にも見られたくないが、楽しい!(笑)。

子供が小学校高学年の頃に幾つかのNゲージを買いました。子供は期待道理Nゲージに夢中になり中学生では複々線で高架橋も作り、引き込み線含めるとレールは12畳の部屋を埋め尽くすほに規模は拡張していました。電車は種類と車両数を増し、遂には湘南電車を16両のフル編成で走らせるようにまで成りました。熱く夢中になるのは間違い無く父親の血筋です(笑)。

20年ぶりに子供が集めた電車を出して走らせてみれば、日本製は凄い!何も問題無く走ります。ただし、細部出来は今の“工芸品的なNゲージ”とは違うし、実車のようにゆっくりと走り出すことは不可能です。最初D51を動かした時には模型離れした動きに驚きました!。

とは言えども、音楽を聴いて心を揺さぶられるような高揚感は無いし、自分でオーディオシステムの音を良くするような、無限の改善が出来る訳ではありません。発注したあと3種で収集は終わりにしたいと思うのですが・・・確約は出来ません(笑)。真夏の遊び事でした。

追記
鉄道模型はKING OF HOBBYと言われる趣味の1つです。恩師のオーディオシステムの下には多国の電車や機関車のNエージが飾られています。今は亡き人生の恩人が居た、SONY社長室のテーブル上にも電気機関車が一両飾られていました。男子は大人になっても鉄道模型や航空模型に興味はつきない様です。


No. 1023:「宮本笑里 10周年記念コンサート 」を聴きに行きました。
組長さん (2017/07/24 16:22:48)

宮本笑里さんの録音を担当して10年が経ち、時間の経過は本当に早いと感じました。

コンサートは素晴らしい演奏力に感動しました。またゲストの方々との会話にホッコリ。音楽に聴き入り楽しい時間を過ごさせて頂きました。

宮本笑里さんの謙虚に高みを求めて努力する姿は、心の強さを感じます。相手を尊敬する姿は、見習わなければ成りません。

今の時代10年間CDを出し続けるのは本当に大変な事です。

可能であればいつまでも録音を担当させて頂きたいアーティストです。


No. 1022:バンタムーXLR(キヤノン)
組長さん (2017/07/18 09:46:45)

スタジオを見回し大切だが最も蔑ろにされているのが、バンタムコネクターに関わるケーブルと思う。バンタムが細い為に使えるケーブルが限られることが一番の要因だ。

30年近く前に自分で機材を買い始めた時からバンタムーXLR(キヤノン)を作り始めた。 半田まで含めて吟味した結果、バンタムはADC・ケーブルはBELDEN 8422・XLRはNEUTRIKとなった。半田はWAKO SR-4Nこの組み合わせは現在まで続いている。
依り良い音のバンタムーXLRを作るために、アコリバLINE-1.0X-TripleC-FMに使われている3芯ケーブルと半田付けしないXLR[RBC-1M]と[RBC-1F]コネクターを提供して頂いた。

新作ケーブルの実力は如何にと“思い切って”DG-48にアコリバの高級電源ケーブルも繋ぎ聴いてみた。なぜ“思い切って”と書くか、それは一度良い音を聴けば元に戻る事が辛くなるからだ。当たり前のことだがビックリするほど良い音が飛びだしてきた。やはり元に戻れなくなった!(笑)。

バンタムプラグのADCは手に入れることが難しくなったので。同じ真鍮のSwichcraftを使う事にした。プラグの比較のために3種のケーブルを作ってみた。1)ADC- XLRはRBC-1・2)Swichcraft- XLRはNEUTRIK・3)Swichcraft- XLRはRBC-1。
聞き比べて判ったことはADCの高域キラが目立つのは以外だった。何処のスタジオでも使われている、メッキされたバンタムと比較すれば極僅かだが・・・・・。Swichcraft-の聴感F特はフラットに聞こえ重量感の有る音がする。

XLRの比較は。
無半田のRBC-1は雑味が少なく見通しがよい。F特・Dレンジも誇張感が無く素晴らしい!。NEUTRIKは半田付けをするのでRBC-1を比較してしまうと音に濁りを感じるし、立ち上がりが遅く感じる。F特・Dレンジの誇張感は無い。
てなわけで、3)のケーブルが一番良い。価格を考慮すれば2)になる。
何れもこの3種は今まで使っていたADC-BELDEN -XLRとは比較にならないほどに音は良い。そじて、スタジオ常備のバンタムーXLRが如何に酷いか良く判る。

スタジオの常設されているバンタムーXLRをマスター系に使った時の絶望感を味わった方の為に、このケーブルをお薦めいたします。
関口機械販売株式会社(アコリバ)が特注でこのケーブルの製作を受けてくれるそうです。メール等でお問い合わせ下さい。


No. 1021::rRe:Re:大村雅朗の軌跡
組長さん (2017/07/02 16:10:19)

写真の件・・・私も人間です(笑)。若い時もありました。

1982年頃は、まだ全員作品作りに煮詰まっていない時期で明るい顔をしています。多分この頃から1年~2年が一番良い時期でした。
自分もサラリーマンとしてそれなりに気を遣っていた様です。87年退社してから脳みそのしわは無くなり、オーディオ初心者さんとで会うまでに10kg近くは太りました。


No. 1020:Re:大村雅朗の軌跡
オーディオ初心者さん (2017/07/02 07:13:40)

何度もすみません。
写真を見て、すぐ書き込んだので言葉たらずでした。
写真は、聖子さん、大村さん、山田さんと一緒で、
アルバムの完成パーティと書かれています。
聖子さんの髪型から1982年後半と思われ、多分、
candyか金色のリボンの完成記念かな?と思います。


No. 1019:大村雅朗の軌跡
オーディオ初心者さん (2017/07/02 00:43:16)

本、読んでます。
P69の写真、衝撃です!
こんな、お若い時の組長様の写真、はじめまして見ました。


No. 1018:re:山田秀俊さんのライブに行きました
組長さん (2017/07/01 09:53:21)

オーディオ初心者さん、こんにちは!。

福岡の中洲で行われた山田秀俊さんのライブ様子はFBで知りました。皆さんの思深いコンサートだったと想像します。
大村さんとの仕事は良い思い出しかありません。今更に才能有る方が早々に逝ってしまったことを残念に思います。

大村さんの記憶を少しでも長く皆様に残るように取材を受けました。


No. 1017:山田秀俊さんのライブに行きました
オーディオ初心者さん (2017/06/30 18:34:22)

組長様
お久しぶりです。オーディオ初心者です。

昨日、福岡の中洲であった山田秀俊さんのライブに行きました。
大村雅朗さんの命日ということで大村さんの楽曲を演奏していただき、
大変感銘を受けました。
会場では先行発売された本「大村雅朗の軌跡」を買いました。
組長様も対談形式で参加されているようで、今はまだ会社なのですが、
帰ってゆっくり読みたいと思います。楽しみです。
その前に発売された「ニッポンの編曲家」も、とても面白く、歌謡曲や
ニューミュージックのCDを改めて買いまくってます。

p.s. 今もso-netのメールアドレス使えますか?変わりましたか?


No. 1016:書き込みが一ヶ月空いてしまいました。
組長さん (2017/06/05 15:15:11)

5月19日(金曜日)深夜、体内から揺さぶる様な酷い悪寒に襲われ、20日午後から39°~40°の発熱です。土曜日と日曜日は頭に氷袋を乗せ、ポカリスエットを片手に、高熱にひたすら耐えました。普通はこれで熱は下がるのですが・・・。
22日(月曜日)インフルエンザを心配しながら朝一番で病院に行き、検査をしたところインフルエンザでは無い事が判ります。

空気感染の心配は無いが「体温を上げないと体内の菌を死滅させることが出来ない」との医者の意見に従い引き続き高熱に耐える事に成ります。薬局で薬をもらい路上でタクシーを待っている時に気絶し、気が付けば4~5名に囲まれてお目覚め!。薬局内で休ませて頂き“お上さん”に車で迎に来てもらい帰宅しました。

この日14時からホール録音の機材積み込みが有り、“お上さん”に車の運転は任せて積み込みに行きます。熱を測れば37°後半に下がり、体は可成り楽になりました。相方Tさんに大きな負担を掛けながら無事に積み込み完了。ピアノ1台の録音に愛車レガシーは機材で満載です。自宅に戻れば39.6°でした。私の体は大した物です(笑)、仕事になると熱が下がるのですハイ!。

熱の原因は判りましたので、23日朝に強い解熱剤を飲み、Tさんの運転で相模湖文化センターへ。TさんとS子さんのお陰で23日24日の録音はお役目を果たせました。 25日は解熱剤を止めましたが、幸い発熱は無く回復に向かったようです。解熱剤は痛み止めの効果が有るようで、止めた事で体あちらこちらが痛いのです。気絶するときに腕が肋骨を圧迫したようで深呼吸が出来ません、多分肋骨にひびでも入ったのでしょう。ラックを積み上げるのが辛いのです(笑)。

26日から31日まで連続仕事でした。特に30日はスタジオ入りから撤収まで17時間スタジオに滞在し、さすがに疲れました。

年齢を感じる出来事でしたが、幸い体重が2kg~3kg減りました。これからは体重を増やさないようにすることが大きな課題です(笑)。


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