コンテンツ プロフィール 機材 掲示板 home

※ご注意:
・お名前と本文は必須です。最大で1000文字まで。HTML タグは使えません。
・1000件の投稿毎に古い投稿をアーカイブします。
・本文中にURLリンクを書く場合は 「http://」からお書き下さい。それ以外はリンクされません。
・表示される E-mail アドレスにはスパムメール防止のため頭に「_NOSPAM_」が付いて表示されます。
 実際にメールを送られる際はその部分を削除してお送り下さい。

Name:
E-mail: (Gmailはお使いになれません)
URL:
Title:

 
このログの総発言数:169件 [ The list of old logs ]

[ 全発言 ] [ 最新20発言 ] No. 〜 No.
[ ←No. 1007 〜 1026 ][No. 1027〜1032][ No. 1033 〜 1052→ ]

No. 1032:Kano Fukushimaさんの文章を転載させて頂きました。そのー2
組長さん (2017/10/27 14:28:16)

難しいこというけど、音源はもちろん、再生機器そのものの性能に加えて、本来の音の性質を阻害するノイズや共振などにより、そのなにか大切なものを訴える力を持った「音」は、無機質で電子的で冷たく、ざらつきさを持つ刺激音に変わってしまい、音の持つ力はそれに埋もれてしまうことがほとんどなのです。

「音」に宿された、奏者の込める感情や想いを、温もりを持った音を、奏者が奏でた本来の音を如何に引き出すかが、趣味としてのオーディオではないかと思います。そういった本来の音を、「究極のリアリティ」を再現するのに、みんな試行錯誤を繰り返すのだと思います。

その究極のリアリティのある音は、もしかしたら全人類の数パーセントしか体験していないのかもしれません。けれど、その圧倒的体験は、言葉にするのが少し難しいのだけれど、我々人類が唯一共有している「空間」と「時間」を取っ払ってしまうような力を秘めているようで、それは何かを遠く忘れてしまっていたものを思い出すかのような、どこか懐かしさを覚えるような、そんな感覚すらあります。思考を巡らせることを忘れ、思わず心を奪われてしまうような「感動」も、それと同時に聴覚的な「快感」をもたらしてくれる。オーディオの世界における「良い音」とは、きっとそういう体験をさせてくれる「音」なのだと思います。




No. 1031:Kano Fukushimaさんの文章を転載させて頂きました。そのー1
組長さん (2017/10/27 14:27:03)


「音」とは言葉よりも繊細さのある細やかな粒子のようなもので、言葉では表現しきれない心のうごめきみたいなものまでも表現し得る、言語の一種なのではないかと思います。そしてその「音」だけで作られた作品や、それだけで紡ぎ出される世界や、世界観のことを「音楽」というのかもしれないなとも思います。

その細やかな音の粒子1つ1つには、きっとなんの意味も持たないのだろうけど、音を奏でる際の力の強弱やテクニックだけではなく、奏でる人間の指先や、吐息に込められた想い、その奏者の内に秘める感情によっても、「音」は如何様にも変質しうる。よって時に、その意味を持たない一音に、それを耳にする者へ有無を言わせぬ説得力であったり、深く埋もれていた感情を誘発させるような力を与えることもできるのだと思います。 
 
「音」の性質が、ほんの些細なことでも変質してしまうほどの繊細さを持つものであるからこそ、同じく人間の精神というか、常に何か言葉にならなものがうごめいている「心」への浸透力も高く、それゆえに多くの人を巻き込み、人々を一つにし、魅了する圧倒的な力も秘めているのだと思います。「良い音楽」と呼ばれるものはきっと皆そういった力を持っていて、それは毎度裏切ることなく、私たちをいつも同じ感情やモチベーションへと心を調律してくれます。
ただ、その1音に込められた感情や想い、それらの音で紡ぎ出される世界観をそのまま体感するのは悲しいけれど簡単ではありません。



No. 1030:Sound & Recording Magazineから取材を受けました。
組長さん (2017/10/25 21:10:50)

1980年代、大きなスタジオが元気でした。当時この本の記事や特に商品レポートに大きな疑問を持ちました。スタジオの若者には読むべきで無いと伝えていました。この事は取材時の編集者に伝えました。長い時間を経て録音環境が変わりプライベートスタジオが活躍する今、この本の存在価値は有りそうです。

今回、サンレコの取材に応じるとの話をした時に仲間の驚きは異様でした。長年否定的な意見を持った本の取材に応じるのですから当然です。

何故取材に応じたかの理由を言えば。録音に興味を持つ若い方々に、私の経験が少しでもお役に立てれば良いと思ったからです。この一点以外の理由は有りません。

私を含めて10名が取材に応じています。録音に対する考えや手法がこれ程違うかと目眩を起こしそうです(笑)。数字で正解が出る世界ではないので、当然と言えば当然です。この本が経験を積み上げる方々のお役に立つことを期待しています。

10月25日発売されました。


No. 1029:先ずは温めてから。
組長さん (2017/10/04 15:21:24)

オーディオ話です。
自宅で音楽を聴く時は手順が有りますが、これをやらず音を出したら・・・。反省です。

待っていたCDが手元に届き、音を出せば記憶に有る印象と全く違うのです。音はモッサリし、躍動感は感じられず。最近のお気に入りのCDに変えて聴いても、同じ印象なのです。遂に自分の音楽を聴く感度がダメになったと本気で思い、仕事もここまでかと可成り落ち込んだのです。

そこで、気分を一新。最初からいつもの手順でオーディオシステムを起動?しました。
1) 音の流れに沿ってアンプの電源を入れる。
2) アンプやスピーカーボックスを隅々まで掃除する。
3) エアーフローティングボードに空気を入れる。
4) TVの音でも良いので最低20分はオーディオシステムから音を出す。
これを行い、最初のCDを聴き直せば全く印象が異なり、記憶に有る素晴らしい音楽が流れ出てきました。

音の判断は最低20分オーディオシステムを温めてから聴くこと。基本が大事と反省した出来事でした。チャンチャン。


No. 1028:マスタリングが終わりました
組長さん (2017/09/23 10:29:19)

Dede AIRにて、まだ情報開示が出来ないジャズ アルバムのマスタリングが終わりました。

自宅でCD-Rや96kz24bitやDSF 11.2MHz/1bit等を聴きました。どれも最高音質の仕上がりです。マスタリングエンジニアの吉川さん、有難うございました。

Dedeで聴かせて頂いた44.1kz 16bitでの音の良さに驚きました。自宅でも同じ様に、艶やかで柔らかい音で聴く事が出来た事に驚いています。ミックスダウン時スタジオで作った96kz24bitの音色を越えています。吉川さんには膨大なノウハウが有るのでしょう。素晴らしいです!。

“新作の録音は前作の音を超す”を目標に色々工夫をしてきました。上手く行かない時はそれなりの理由が有り、上手く行った時もそれなりの理由が有ります。SONY流の考えかた「良かったところ。改善すべき所」を、どの録音にも当て嵌めてきました。録音前には前作の音を聞き直し、改善点を見つけてスタジオ入りしています。

手抜きは出来ない性格です。録音やマスタリングのセッティングは規模も膨らみ、とても複雑で1人で出来るような物では無くなりました。以前も此処に書きました。スタジオの協力とアシスタントエンジニアや仲間手助けが無ければ、この様な音は録音出来なかったと思います。
情報開示が出来るようになりましたら、改めて詳細を書きます。

録音に関わってくださった皆様。有難うございました。心から感謝申し上げます。


No. 1027:音響監督
組長さん (2017/09/18 14:57:34)

師匠フィル・ラモーン氏を手本に、以前はミュージカル等サウンド・デザインの仕事もお受けしていました。
この度、長くお付き合いをさせて頂いている制作会社役員の方から音響監督を依頼されて現場にいます。お芝居(ミュージカルも含めて)の仕事は18年ぶりです。

私のお役目は筋書きの無いお芝居での音響監督です。全公演12回、内容が全て異なります。(これは大変な事なのです!。)本日で8公演が終わりました。残りの公演も既にチケットは完売しております。お客様は若い女性が殆どで、毎回凄い盛り上がりです!。自分の全く知らない世界でした。

裏方の皆さんはハードワークの中、頑張っておられます。8時会館入り22時〜23時の退館です。驚いたのは年齢の二極化です。ステージに関わる大凡60名ほどのスタッフの中には専門学校の学生さんもいます。40才代前後の方は余り見られません。50代後半から私です。因みに舞台監督は一回り歳下で、私は極端に高齢です。(笑)

仕事内容は、全体の音決め・会場内のバランス決め・トラブル防止対策・トラブル対応と・・・・勝手に自分で決めました。あ!スタッフの和み役もやっています。(笑)

何処までお役に立てるか分かりませんが、リハーサルでは音を確認するために会場隅々まで歩いています。

スタジオでの仕事はアシスタントエンジニアを含めて数人です。大勢で作る作品は一体感が有り、混ぜて頂いて本当に有りがたく感じます。


[ ←No. 1007 〜 1026 ][No. 1027〜1032][ No. 1033 〜 1052→ ]

発言削除:No. 管理パスワード 

return to pagetop▲