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このログの総発言数:169件 [ The list of old logs ]

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No. 1135:thunderboltケーブル。
オーディオ話     さん (2022/01/21 16:15:58)

正月明け、音楽に関わる3名が集まりました。音楽プロデューサー手作りの、美味しい料理を頂きながら多方向に話題が広がります。

話の中で年々CDの音が悪くなるとの話題が上がりました。音楽プロデューサーの話しの中に、SCSIでハードディスクの頃が音は良かったとの発言がありました。

話しが展開し、話題はケーブルに集中します。確かにメディアが新しくなる度に、ケーブルの接点面積は小さくなり線材も細くなりました。

Facebookの中にAcoustic Revive 制作のthunderboltケーブルの投稿を見つけました。ケーブルに対する感想に興味を持ち、自分も作ってみました。

投稿の様に、効果は歴然です。パット聴きでも開放感や音場の広がり・耳当たりの良さ・等など、大きく改善されます。

制作中にthunderboltケーブルも、方向性が有る事に気が付きました。思い返せば可成りの頻度で、躍動感が無く・狭い音場に、”スタジオでの記憶の音と違う”と違和感を持っていたのです。今更恥ずかしい。

thunderboltケーブルに興味が有る方はAcoustic Reviveにお問い合わせ下さい。


No. 1134:re:あけましておめでとうございます
組長さん (2022/01/06 21:35:44)

返信が遅くなりました。

年齢は忘れる事にいたしましたが、体は正直です(笑)。

サウンドエンジニアの仕事は解れば解るほど,何も知らない事が解るという天井無限の世界ですね。

電源は部品で音が変わるので,奥深いです。一時期は私も嵌まりました(笑)。

健康にまた1年年齢を重ねようと思います。今年も宜しくお願いいたします。


No. 1133:あけましておめでとうございます
こたさん (2022/01/01 13:29:14)

そして明後日には組長はめでたく後期高げほっげほっ
重ね重ねおめでとうございます。

いまだ現場に出られているだけでも凄いことですが、既に天井かと思われるようなステージからさらに高みに上がられていることは驚異でもあります。
僕はすっかり事務職になったため、今でこそ自宅の音楽再生環境の改造を趣味にしていますが、現場に出られながらも趣味で同じ事をされるご姿勢は誰しもが真似できることではないと思います。ほんと凄い。

それにしても、何にせよ結局は電源に行き着きますね。
経験も浅いため、電源周りの自作はこわごわとなってしまいつつも、既製品はそうそう手を出せない金額なのが悩ましいところです。

では、本年もどうぞよろしくお願いいたします!


No. 1132:今年何が出来たか思い返した。
組長さん (2021/12/31 12:35:46)

1月のノイマンU67やM149に貴光石の塗布から始まり、小型スピーカーのJohnBlue JB3に驚き、昨年末から雪に怯えながら宝怩ワで2往復し,電源系統を見直し、「にいがた総おどり」で思考回路に活を入れ、多くの宝怏フ劇団の録音に参加した。

音に関して一番大きかった改善は電源。
自宅で使う電源ケーブルのアース系統を見直し、電源ケーブルのアースを復活させ、電源BOXにもアースを繋いだ。アースを繋がないケーブルには、オスプラグのアース端子からシールド外装にアースを落とし、片側アースでノイズの飛び込みを防いでいる。尚且つアースループを起こさぬ様に電源ケーブルの引き回しを工夫した。検証を重ねて音質向上が確信出来た。

この結果をスタジオで使う自分の機材の電源周りにも同様に手を加えた。一番の効果は暗騒音が静かで音場の見晴らがよく、1音1音が躍動的に聞こえる。

自宅でのACOUSTIC REVIVEの電源コンディショナー RPC-1Kの効果の大きさに驚き,試しにとRPC-1を4台繋ぎ込み、大きく改善された音に言葉を失った。これ以降は本格的にスタジオにもRPC-1を持ち込み、録音を始めた。今は卓電源にRPC-1K 1台と4台のRPC-1が必ず使われている。若いエンジニアから「なぜ智雄さんの音は痛くないし,音が澄んでいるのですか?」と質問をされるほど音は良い。音が良いのと音楽性とは別物です(笑)。

RPC-1は仕事で使うので、自宅ではRPC-1Kを1台と2台のifI-audioi iPurifier ACに手を加えて使っている。iPurifier ACは少しだけ気になる高域の強調感を無くす為に試行錯誤を重ねた。今は問題を感じない程に仕上がった。「創意工夫」こんな事もオーディオの趣味の醍醐味だと思う。

オーディオ好きは、サウンドエンジニアの仕事に役立ちます。

其れでは、楽しい年末年始をお迎え下さい。


No. 1131:スタジオでオーケストラ曲の録音。
組長さん (2021/12/22 13:29:23)


ミュージカルで使う楽曲「ダッタン人の踊り」と「加速度ワルツ」。
別プログラムですが,録音日が近く色々と試す機会に恵まれました。
制作側の目指す所は「ダッタン人の踊り」は大きなスケールでコンサートホールのオーケストラの音。「加速度ワルツ」は大演舞場でのオーケストラの音。

「ダッタン人の踊り」は全員一度での録音。弦楽66221を重ねたので合計48名編成に成ります。ブラスはブースに入っているので、奥行きを作るのにブース内にステレオバーを設置してブースの音と録音近接マイクとバランスを取ってみました。意外に使えます。但し、ブラス内のバランスが良くないと、ブースの音の割合を多くすると,当然バランスは崩れてきます。

TimpとGran cassaはダビングでフロアに出し、弦楽用のアンビエンスマイクを使い、より大きな音場を録音しました。

「加速度ワルツ」は弦楽64221ですが、木管はFl Ob Cl Fag各2名です。それぞれにマイク8本を立てて見ましたが,結果として殆ど近接マイクは使うこと無く、ミックスダウンをしました。ブラスはダビングでHr4名とTp・Tb各2名テンポ変化が大きいのでHr4名はブースに入って頂き、Tp・Tbはフロアで演奏して頂きました。ここでもアンビエンス用のマイクの割合を多くすると元のバランスが大きく影響してきました。

スタジオのアシスタント氏曰く、大きな編成を同録する事は少なく成って、30名を超した人数を同録するエンジニアは数えるほどになったそうです。確かに簡単ではありませが、ワクワクする事も確かです。


No. 1130:「鼓童」
組長さん (2021/11/30 14:34:52)

11月28日はご招待いただき「鼓童」40周年記念公演「巴」を見にBunkamuraへ。

初めて「鼓童」の公演を見せて頂きました。笛や歌は若干PAされているが、音のバランスに違和感は全く無い。
決して簡単なことでは無いと思える。40年の積み重ねか。素晴らしい音だ。

演者の身のこなしが美しく、太鼓を打つ姿は躍動感に溢れている。全員での演奏も大音量だが煩さは全く無く心地よい、感動の涙で舞台が見えなくなる。

もの凄い体験でした。有り難うございました。


No. 1129:「にいがた総おどり」
組長さん (2021/09/23 12:36:10)

2021年「「にいがた総おどり」は無事?・・・に終わりました。

? マークは19日の配信映像にトラブリが有り、多くの皆様にご迷惑をお掛け致しました。関係者の一員としてお詫び致します。

20日の本番は大きなトラブルも無く、「にいがた総おどり」の大きな感動を伝えられたと思います。

音質に関してはサウンドプロデューサー松浦晃久氏と相談し、会場の音は大きな改善が出来と思います。配信は未だ見ておりませんが.中継車内は誰もが納得する良い音でした。ミックスエンジニアの佐藤さん、有り難うございました。お疲れ様でした。

20年も続く大きなお祭りです。音響チームの現状把握のために、大きな動きはしないで、お手並みを拝見致しました。音を扱っても、仕事のやり方・トラブル対応・等、大きな衝撃を喰らいました(笑)。

星さん田谷さんお助け頂き有り難うございました。感謝です・
素晴らしい、出演者の表情をご覧ださい。

https://www.facebook.com/souodori


No. 1128:2019年9月以来の新潟。
組長さん (2021/09/15 17:35:46)

毎年9月に行われる「にいがた総おどり」。20年も続く、日本最大級のダンスオールジャンルのダンスフェシティバルです。
https://www.soh-odori.net/...

今年はオンライン公演になるので、お手伝いする事になりました。
こんな時節なので、極力人を避けてます。新潟へは迷惑をかけぬよう、イヤラシイ程の消毒と手洗い。最大限の注意をして、車の助手席で移動です。

事務局の方々の温かい歓迎を受け打ち合わせ。皆さんの「にいがた総おどり」に対する思いをひしひしと感じます。

翌日は晴!。広い空を見ながら命の洗濯をさせて頂きました。そして、町の繁栄は想像以上で素敵です。

2019年に車で東北を旅して以来、北の魅力に取り憑かれましたが、また一段“ズブ”と入り込んだ感じです。

2020年は中止になりましたが、2019年はyoutubeで見る事が出来ます。
https://www.youtube.com/results...


No. 1127:マイクスタンドの保守
組長さん (2021/08/06 20:48:15)


お世話になっているサウンド・シティーで、マイクスタンドの保守をお手伝いしました。歴史有るスタジオです。そりゃー、マイクスタンドも疲労しています。

適度な力で絞めてもブームが固定出来ない物が有り、バラしてみました。滑り止めのゴムが擦れて粉の様な物が表面に付着して、摩擦が起きません。先ずはゴムと金属部分を水拭き。これで摩擦が回復して、使える様になります。

ダメなスタンドは。
中目の紙やすりで金属面を削り、粉状のゴムを剥がします。ゴム面は細目の紙やすりで、面を削り整えます。これで組み上げたのですが、摩擦は発生しませんでした。

そこで、ハンドボールで使う松やにスプレーを使いました。金属面もゴム面も松やにを指先でのばし薄く広げます。石油系の溶剤が入っているので、乾燥まで少し待ちます。

指は松やにで“ベトベト”になりますので、使い捨ての手袋を使う事をお勧めします。万が一、松やにがブームについた時は、無水エタノールで拭き取ることが出来ます。

松やにスプレーが乾いた頃にスタンドを組み上げます。ブームを最長にして90°で固定。先端を押し下げても簡単には動きません。また、意外に滑らかに動くので松やにを使った事での欠点は感じません。

長期で使えば松やにを溶かした石油系の溶剤が、ゴムに悪影響が及ぶ事は考えられますが、経過を見て行きたいと思います。


No. 1126: 電源アース
組長さん (2021/07/08 16:39:36)

人のオーディオシステムの音が良くなったって、興味ないと思いますが・・・・。何かのお役に立てばと思い投稿します。

自宅オーディオのアースループを無くす事を目的に電源を見直した。

先ずオーディオ専用の壁コン4口中の2口にもアースを追加した。電源BOX6口と4口迄の2芯の電源ケーブルは3芯のアース付きに作り替えた。作り替えに際して貴陽石塗料を塗布した。プリアンプ用の電源ケーブルも同様の3芯に作り替えた。

電源BOXからCDP等の機器への電源ケーブルは2芯構造のままで、電源アースは機器には繋がっていないが、外装はシールドしてある。パワーアンプ用の電源ケーブルは3芯アース付きに作り替えた。理由はパワーアンプの電源から発する大きなノイズは直にアースに落とした方が良いと思ったから。

壁コンの上流口から順に、RPC-1K・プリアンプ・デジタル機器CDPやDG58などが繋がる6口電源BOX・最下流にアナログ系に使う4口電源BOXにパワーアンプ2台と12V&5Vの自作電源が繋がる。

電源アースを切った機器のアースはラインケーブル経由でプリアンプに繋がり、電源ケーブルを介してアースに落ちる。

この繋ぎ方が正解なのかは分からないが、貴陽石塗料を塗布した事も有り、音の刺激成分は減少し・音場は静かで明瞭度も上がり・力強さも加わった。時として高域が痛かったアナログテープでのステレオ録音は、心地よく聴ける。これは大きな収穫だ。最新録音と70年程前の録音を最適な音で再生する事は、可能と思える音の変化だった。

追記
2芯から3芯に作り直したケーブルは、アース線を追加したが、音が落ち着くまでに3日ほど必要とした。また、長年放置された電源ケーブルも数時間では元の音に戻らず、丸1日通電して記憶に有る音に成りました。電源ケーブルだけでは無いと思うが、繋いで直ぐの評価は危険です。


No. 1125:戦中と戦後、大指揮者の演奏
組長さん (2021/07/04 00:21:10)

歴史に名を残す大指揮者のSACDやCDが発売されている。
ハンス・クナッパーツブッシュ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、カール・シューリヒト、フランツ・コンヴィチュニー、ブルーノ・ワルター、等。

名を残した指揮者の演奏が素晴らしいのは知っていたが、殆どは演奏会の放送録音でmono音源だ。余りにも貧弱な音質に積極的に聴く事は無かった。しかし、最近SACD化された音は意外に我慢しなくとも聴く事が出来る事を知った。

この頃の演奏は縦も合わなければテンポも大胆に変化する。戦中と戦後の時代背景も有るのだろう、音楽のエネルギーは近代の音楽表現とも別次元に感じる。時を越えて残る名演は、椅子から立ち上がることが出来ぬほど魂を揺さぶられる。この時代の音が良い名演の発掘作業は続けようと思う。

話しをオーディオに戻して。
リマスター盤を聴く切っ掛けに成った大きな要因はRPC-1を 4台使った自宅オーディオの音質向上だ。以前より広範囲な音源に対応出来る様になったのだ。SACD化されたリマスター盤は整った音になっている場合が多く、躊躇無く聴く気になれる。

全てが良いわけでは無く悩みは有る。現状の自宅オーディオシステムは最新録音では(自分の録音も含めて)刺激的な音は皆無と言って良いが、アナログテープで録音された高域強音は刺激的に聞こえる事が多々有る。そして低域も足りない。こんな時はプリアンプのTREBLEを−1BASSを+1にして聴く事に成る。最新録音と70年程前の録音を最適な音で再生することは不可能と思えるが、気長に挑戦するつもりだ。

良い演奏を聴く事は、私の感動出来る心を保つ大切な行為なのだ。


No. 1124:17日サウンドシティ。
組長さん (2021/06/19 17:23:02)

25名のオケ同録日。アシスタン2名体制に1人の欠員が出た。このオケの人数で開始時間が遅れると、時間単価が高いので大きな損失になる。自分も久しぶりに椅子並べて・譜面台を置いて・マイクスタンドを立て・42本のマイクを取り付けて行く・・・アシスタント氏と2名では多分開始時間には間に合わない。

事務所に行き「誰か手を貸して、マイクケーブルを引ける人いない?」と声を掛ける。運悪くデスクに居た録音現場未経験の次長さんと目が合い「手を貸して」とスタジオに来てもらう。

スタジオに入るとアシスタント氏が「ケーブルを引くのは経験者で無いと無理」と言うが、私が「上手に指示すれば大丈夫」と意見を無視してケーブルを次長さん渡し指示を出す。何本かのケーブルを引いていると、次長さん意外に楽しんでいる様子(笑)。

そんな中、NEVEタワーのセッティングを遣ってくれる女子も、いたたまれずスタジオに入る。ノイマンのマイクケースを開けて電源を取り出す(オ!オイオイ)。この女子はスタジオ側の作業は未経験なのです。しかし、的確に作業を始める(驚)。

2名の未経験者を相手に指示を出しつつ自分もセッティングを続けると、一気にマイクが立ち並びケーブルが整理されて行く。私とアシスタント氏は息が上がっている。間に合うかも!。

バタバタと4名が駆けずり回り、10分前に全てのセッティングと確認作業が終わった。クライアントに迷惑をかけずに録音を開始する事が出来た(ホ)。

ハラハラしたが、人の有りがたさと、意外な能力を感じた出来事でありました。


No. 1123:久しぶりのビクタースタジオ301
組長さん (2021/06/16 13:14:08)

ビクタースタジオでの録音は10数年ぶりだ。3週間ほど前に下見もさせて頂き、詳細な打ち合わせを行った。お陰で録音は問題も無く順調に終わった。女子のアシスタント氏には良い仕事をして頂きました。有り難うございました。

301はもう少し録音を経験をしないと、適切な楽器配置やブース内の楽器の置き位置が分からない。ピアノは我が儘を言って定位置から180度展開し鍵盤位置がブースの入り口近くに成る様に置いた。プレーヤーからの感想も良く、これは正解な位置の気がする。

翌日はサウンドシティーで同じ演目での曲を録音した。ドラムの音は作編曲家からの希望で「重く力強い音」。ドラムを置く位置はフロアでの定位置より1m奥にセットする事で、メインフロアからの響きを押さえた。ソウル透さんがバランスチェックの時から「ここ良いかもしれない」のお言葉を頂き少し安心した。ダビングを重ねて、ミックスダウンが終われば作編曲家にも満足して頂き幸せな1日だった。

緻密に組み上げられた編曲と演奏は恐ろしい・・・。リバーブの量やバランスで音楽の表情がガラッと変わる。作編曲者にひれ伏すばかりだ。

ミックスダウンされた音を自宅で聴いたが、ビクタースタジオの響きは落ち着いている?。サウンドシティーでの録音はスタジオで聴いたままの印象が残るが・・。何処のスタジオでも個性はあるよね。

30〜40名の生楽器の録音は楽しい。プランを考えて、早めにスタジオに入りセッティング。アシスタント氏には迷惑をかけるが、録音スタッフ全員で頑張った達成感がある。


No. 1122:オーディオ話
何のため

組長さん (2021/06/10 09:21:46)

近頃は再生側や録音側に手を入れても、劇的な変化は起きない。
何十年も音に関わっていて劇的変化が有れば、如何にサボっていたかの証明だ。
しかし時間を経て小さな積み重ねを振り返れば、大きな変化に結び付いている事も確かだ。

最近の出来事は、自宅のオーディオシステムにRPC-1を4台設置し、想像もしなかった程の嬉しい音が出てきた。お気に入りのCDを数年ぶり、いや数十年ぶりに引っ張り出し「こんな音が入っていたの!、こんなに凄い演奏だったの!」とCDを聴いて感動を新たにする。これが趣味のオーディオの醍醐味だと思う。まるで自分の成長を鏡で見る様な気持ちに成る。

こんな事を経験すると「音楽が永遠の命を保つ録音をしたい」と思う。この一ヶ月自宅で経験したRPC-1(K)の効果をスタジオの持ち込み、「録音された音がオケピで演奏する音より、生々しく聞こえる」と作編曲家に喜んで頂いた。ミキサー冥利に尽きる言葉だ。

有り難い事に、今月は未だ何本かの録音が有る、がんばんべ。


No. 1121:スタジオ用電源ケーブルのメンテと音質改善。
組長さん (2021/05/31 10:35:40)

電源コネクターのオス側アースピンが“ぐらつく”ので修理する事にした。タイミング良くACOUSTIC REVIVE の石黒氏から最新の貴陽石塗料をお送り頂いたので、これを機会にケーブルの音質改善も行う。

手順はアース端子を加工して組み付け直し、芯線の増し締め等を行い、貴陽石塗料を塗布する。 

手始めに録音機材を十分に暖めてから、現状のケーブルを使い、ケーブルの音?を録音した。次に貴陽石塗料を塗布した状態で1時間ほどエージングを行い、音を記録する。次にケーブルのアースの取り方にアイデアが浮かんだので、新たに配線して録音する。各段階で音を記録するまで時間は掛かるが、ここは厳密に音を比較、確認しながら作業を進めて行く。改悪は無かった(笑)。

時間を経て録音した音を聴き直すと、現状のケーブルと貴陽石塗料を塗布したケーブルは明らかな差が有る。現状のケーブルの音がくすんで聞こえる程、貴陽石塗料を塗布したケーブルは鮮明な音がする。平たく言えば一皮二皮むけた様に音が新鮮になる。最新の貴陽石塗料は塗布効果は大きい。

ケーブルの芯線は鍛造によって素材を約80%まで圧縮したOFC(無酸素銅)銅線で、2.8mmx2.4mmの楕円形。驚く程に硬く、コネクターのネジ穴に入れるのも一苦労だ。作業時間は1本1時間。全力で作業を進めて行くと指は痙り、腕は怠くなる。1日4〜5本で体力の限界が来る。

泣き言を言いながらも音が良くなるのは嬉しい。スタジオでの音を楽しみに15本の電源ケーブルのメンテ作業は頑張れた。それにしても体力の減退が酷い。

ACOUSTIC REVIVE の石黒氏からは新たな刺激を頂き有りがたい。感謝です


No. 1120:re:遅くなりましたが
組長さん (2021/05/06 19:01:07)

困惑しています。

LPは再生システムがないので確認出来ませんでしたが、CD(テイチク)を見つけて聴きました。
ドラムは右(Rch)にありました。これが私の記憶に有る定位です。
ワーナー盤をマスタリングする時に記憶が書き換えられたのか・・・・・思い出せません。

私がミックスしてLP盤に成った時に左右が入れ替われば絶対に分かるはずなのですが ?????。

と言うわけで「?」に対してのお答えはできませんでした。何だか申し訳ないです。

マスタリングで左右逆は簡単に出来ますが、間違えない様にボタンの色が違っていたり、注意を促しています。


No. 1119:遅くなりましたが
他力本願児さん (2021/05/01 03:36:34)

「何らかの意図」と言うのがなんとも…

40周年記念盤解説内にある「ターノフスキーが振り分けに悩んでガルシオに相談、でドラムスが右〜」の所、現場での決定は「左」であり、
解説内の定位の表はLPに関しては左右逆であったと理解して宜しいのでしょうか?

図々しくもう一つ教えて頂ければ。
鈴木さんのお仕事ではありませんが。
同一音源で日本盤のみ左右逆とか再発売時左右逆とかシングルのみ左右逆などと言う事が結構ありますがこの様な事は簡単に、それこそレバーひとつ操作するだけで出来てしまうのでしょうか?
中には逆回転で製造されたりした物もあったりします。
以前から不思議に思っていたもので。


No. 1118:re :質問してみる
組長さん (2021/04/23 00:53:22)

お答え致します。

先ずJim Guercioが意図したのはLPの定位です。1972年発売も1977年発売もCBS/ソニーからですね。
これは私がミックスダウンしたアナログテープからLPにカッティングされたものです。

その後CBSとChicagoとは契約が切れて、マスターテープは全て原盤会社(Chicago )に戻ったと思われます。CD化についてはChicago側からワーナーにCD用のマスターが支給されました。CD用のマスターの定位が逆なのはテイチク盤と同じなので、何らかの意図があったと思われます。


No. 1117:質問してみる
他力本願児さん (2021/04/22 22:58:59)

「質問内容書いてみなさい」との事ですので有難く書かせて頂きます。
鈴木さんの初期のお仕事の一つ、Chicago/Live In Japanについて。

1972年発売月に購入した愛聴盤。
1996年テイチク版CDが発売された時は「祝CD化!」な気分で購入したのですが
「?」な点が有り手軽に聴けるようになったもののやはり発売元が変わると
こう言う事も起きるのかと残念な気分に。

2012年ワーナー版40周年記念盤はテイチク版を買っていた事、
好きではない紙ジャケである事から詳しい事を調べる事もせずに
購入を見送っておりました。
それが昨年末、40周年記念盤は鈴木さんが監修されていた事を今頃になって知り、
「?」な点が解消されている事を期待して購入となったのです、が、
やはり「?」な点はそのまま。

そこで質問なのですが、楽器の配置、定位はLPとCD、
どちらが当初意図されていた形なのでしょう?
LPとCD、左右真逆。
LPで何回となく聴いてきた者としてはどうしても気になってしまいます。
1977年規格番号変更された再発LPは初回と同じ配置、定位であった事は
確認していますのでCD化の際に逆になったと思います。

因みに鈴木さんのもう一つのお仕事、Beck, Bogert & Appice/Live(In Japan)は
LP、40周年記念盤CD(例の大きいブツ)左右同じなので機器の問題では無いと。

出来ましたら教えてやって下さい。


No. 1116:年甲斐もなく忙しい時間を過ごしていました。
組長さん (2021/04/20 00:45:15)

他力本願児様
質問の内容が解らなければ、お答え出来るかどうか分かりません。

こたさん
10日間くらい新たなことを思いつき考え込んでいまして、何も手に着きませんでした。
フォローを有り難うございました。

ミュージカルの録音は無事に終わりホットしています。

録音に対する制作側のリクエストは2種のタイプの音楽で、小劇場風の小さな音場と音作り、そして大劇場的な豪華なフィナーレ用の音楽。

弦楽5部のVn1& Vn2は高域が粗いU87iを敢えて使い、1プルトに1本を立てた。豪華なフィナーレ用のVnには何時も使うKM56。

音場の違いは楽器用のOn MicとAmb Micやリバーブ時間等のバランスで作った。音場作りは、加減が微妙だが調整のやり甲斐はある。これらの選択は正解で、クライアントには喜んで頂けた。敢えて言うならU87iは高域の粗さが良い味を出した。

ミックスダウンはサウンドシティーのBstが定期点検で使えず、Annex T2で行った。初めてこのスタジオで本格的なミックスダウンをした。作業前は不安が有ったが、ラージモニターの音を聴き、質の良さに好感触を持った。アキュフェーズのDGでF特を調整したが、何もしなくても元の特性は十分に使えるF特だった。
Pro Toolsは卓の裏側に設置して有るので、電源ケーブルをAcoustic Reviveに全交換した。電源Boxには電源コンディショナーRPC-1を使い音質の向上を目指した。クライアントからの音質に対する高評価はRPC-1の効果も大きい。Annex T2 お薦め出来ます。

スタジオ滞在時間は3日間で42時間程度になると思う。最終日のミックスダウンは17時間スタジオに滞在し、空が明るくなる頃にスタジオを出た。まだまだ、頑張れそうだ。

全ての録音のアシスタントをしてくれた齋藤さん、お疲れ様でした。有り難うございました。



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