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このログの総発言数:169件 [ The list of old logs ]

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No. 1157:同録で直し無し 
組長さん (2023/05/20 09:24:49)

劇判の追加録音でした。元の録音は1990年5月27日の録音、そう33年前です。音を合わせるために録音を聴いてみると、演奏は生き生きとして音場は立体感があり、今の録音とは明らかに違うのです。この頃はDATで録音しており、パンチインで演奏の直しなんて無しです。当然ミックスダウンも行いません。30〜40曲を3〜4時間で録音していました。

ProToolsが一般的になるまでは、20人前後の劇判録音はDAT 2ch同録が私には普通の形態でした。

DAT録音では“直し無し”ないので、ブースの扉を少し開き“漏れ“を利用して大きな空間を作り出していました。こんな状態での録音は全員が緊張感を共有し、居直り的?な躍動感があります。

1990年録音の再現で、一番大きなフロアには弦楽群と木管を配置しました。ピアノとアコギ以外のブースの扉は少し空けます。指揮者から演奏者全員と見える様に、ピアノの位置を動かしました。

曲は歌の伴奏、所謂カラオケです。譜面合わせで一回演奏、2回目には録音して聴きます。3回目には本番録音でした。最後にもう一回録音して2曲の録音は1時間で終わりました。

機材のセッティング2時間と片付けで1時間、合計3時間!。録音時間が1時間!。何かバランスが悪いです(笑)。

スタジオに入ってから出るまでの歩数は3.000-歩、以外に歩いています。


No. 1156:Dede AIR Mastering
組長さん (2023/05/06 22:59:38)

新たに海外発売が決定した45年前の録音から「Another○○○」のマスタリングを行いました。膨大な音源から取り出した楽曲でのアルバムになります。

60年〜70年代の音楽は娯楽だけで無く、政治も動かす力を持っていました。知的な表現で多くの人々に支持を受けたアーティストです。情報開示は7月始めの予定です。

連休中ではありますが、新しいDede AIR Masteringでの作業でした。頼りになる吉川さん有り難うございました。

アキュフェーズDG-48もテーブル下に見えます。わが家のモニターシステムと完璧な互換性のある音で、制作陣から良い音と沢山誉めて頂きました。ありがたや〜〜〜。


No. 1155:オーディオ話 
組長さん (2023/03/26 11:14:57)

手のひらに乗る大きさで、バッテリー電源のヘッドフォンアンプ、AIYIMA H1を購入した。入力はアナログ3.5mmミニステレオジャックだけ。購入時の価格はAmazonで\3.599- (今日は¥3.999-)。音質を問題にしてはいけない価格(笑)。使用目的は機材チエックや回線チック用。音が出るポケットテスターの位置づけ。

音質はシャリシャリ・ドロドロで、音楽を聴ける音では無かった。オペアンプ交換可能と書いて有ったので、沼に嵌まってみた。付属のJRC5532 x2をLM4562 x 2に交換したが、元々の強烈な音に隠れて、オペアンプの音質差を感じ無い。

エージングで何処まで変わるかやってみた。オペアンプは平等に音を出して、4日間のエージングで聴き比べてみた。音の違いは分かるように成ったが、どちらかを選ぶ程の差は無い。最後との気持ちを決めて定評あるバーブラウンのOPA2604APを注文した。C国のイミテーションも流通しているとの事なので、米国の会社から輸入する事にした。今月末には届く予定だが、オペアンプ4個で本体価格に近い(笑)。

強烈な音質の原因は付属の3.5mmミニステレオジャック ケーブルにも有った。手元に有った10cm程度のケーブルに変えると、煩い音は多少改善されるが、基本同じ音・・・。ケーブルの方向性に気が付いた。10cmでも入力方向を変えると、痛さが減少し・子音の広がりが変わる。ミニジャックーキャノンを使う事に成るので問題は無いのだが。

何とも強烈な音に原因があるはずと、H1の事が頭から離れません。
今朝も基板を取りだし眺めます(笑)。気が付くのが遅かった。基板です。
高価な機材は基板の垂直面も滑らかです。H1の垂直面はヤスリのようにザラザラで、酷いモノです。

カッターを使い“面取り”をしました。これが大正解でした。全体のバランスが整い、楽器内の距離感も合いました。つまり、ハイハットやシンバルが飛び出す事も無く・ベースの特定の音が異様に大きく成る事もなくなりました。
これで音質評価にも使えます。解決まで長かった。楽しめた(笑)。


No. 1154:ビックバンドジャズの録音に興味がある方へ
組長さん (2023/02/18 23:18:13)

むかしむかし、さいたま市の地元中学校のブラスバンドで生音に出逢い、映画「グレンミラー物語」や「ベニーグットマン物語」を見てから、ビックバンドジャズに興味を持ちました。

その後、カウントベーシー、デュークエリントン、サド・ジョーンズ,メル・ルイス等にも興味を持ちましたが、録音が良いと思える物には出会えませんでした。ビックバンドの録音はダイナミックレンジが広く、楽器の音量差もあり難しいと思っています。

CBS・ソニーに入社した数年後にQuincy Jonesのアルバム「Smackwater Jack」を聴いてQuincyに夢中になりました。このアルバムはPhil Ramoneの録音です。CD4枚組みの「Classic Albums 1956-1963」は録音手法の移り変わりと、技術の進歩を聴くようです。1963年の録音は参考になる良い録音と言えます。1970年のアルバム「Gula Matari」はRudy Van Gelderの録音です。タイトル曲 は12分の大曲で、芸術的な高みを感じます。1995年の「Q's Jook Joint」はBruce Swedien.の録音で、ビックバンドの響きを堪能できる好きなアルバムです。

「Basie & Beyond」Quincy Jones-Sammy Nesticoは音圧を上げると、こんな音になる見本です。ペチペリした音ですが、内容的には楽しめます。

Dave Grusin「Two For The Road」の1曲目Peter GunnはAl Schmitt録音のビックバンドサウンドを聴く事が出来ます。Al Schmittの「The Art of Recording a Big Band Metalliance Academy Al Schmitt 」DVDは、ビックバンドの録音を映像で学べる作品でお薦めいたします。

もう一つ私が好きなビックバンドが有ります。イギリスのTed Heathで「Swing Is King 」は1968/69年Arthur Lilley の録音です。マイクの本数が少ないと思える、大きな音像で分厚い音です。55年前の録音ですが、余り録音の古さを感じません。熱量の高い演奏でビックバンドジャズの有名曲を沢山聴く事が出来ます。

取り留めに無い文章に成りましたが、私自身ビックバンドジャズは録音する機会が少ないので、ノウハウが溜まりません。お役に立てればと思い書いてみました。
検索を考えて、アーティスト・アルバム・エンジニアは英語表記にしました。


No. 1153:OLD NEVEに興味のある方へ
組長さん (2023/02/02 08:33:36)

古い機材を安定して使うには適時メンテナンスが必要です。今回はNEVE 1073 と31099を2年ぶりにクリーニングしました。EQボリュームに若干有ったガリは無くなりました。

クリーニングに絶対に必要なのはAcoustic ReviveのECI-50です。接点をクリーニングすると同時に、導通特性を向上させます。長年使っていますが不都合は一切おきていません。

ボリュームや周波数切り替えのロータリースイッチ等は、ECI-50のノズルが入る隙間を見つけてスプレーします。外せる基板は全部外して、綿棒にECI-50を吹き付けて接触面の汚れを取りました。

動作確認で電源を入れて声で試聴しましたが、クリーニング前より音のヌケは確実に向上しました。これで2~3年は安心して使えると思いますが、私は心配症なので、大編成の録音前には可能な限り動作確認をしています(笑)。

話は変わります。
NEVE 1073 と 31099は同じ基板です。
1073はレコーディングスタジオ用、31099は放送局用に使われていたようです。大凡30年前に購入した1073には、入力トランスにMarinairとSt.ives が使われ、31099はBelclere が使われていました。同じ1073なのに音が良い物と、そうでも無い物が有り、調べて解った事はインプット・トランスの違いでした。
私のトランスの評価はMarinair>St.ives>>Belclereです。NEVE社内ではMarinairとSt.ivesは同じ部品番号で、使い分けは無いとの話を聞いた事が有ります。コンソールに組み込まれた1073にMarinairとSt.ivesが混載されているのが理解出来ました。

私はMarinairに拘り、St.ivesは全てMarinairに乗せ変えました。31099もMarinairに乗せ変えて生き返りました。
OLD NEVEを購入するならば内部まで見て、トランスは確認するべきです。33609でもL&Rでトランスが異なる場合があります。当然音も違います。

よく整備されたOLD NEVEは魅力的な音がします。もしNEVEに問題が有れば、スタジオシステムラボに相談しては如何でしょか。膨大な部品ストックと確かな技術があります。


No. 1152:Jeff Beckが亡くなった。
組長さん (2023/01/16 12:40:36)

回顧


人の命は永遠でない事は理解していますが・・・残念です。

1973年、Beck Bogart & Appice Live In Japanは、私の初めての海外アーティスト録音だった。
Chicago Live In JapanでミックスOKを頂いたのは仮免許証、
Beck Bogart & Appice Live In Japan OKは免許証を頂けた様な自信を持てた。

この作品は後の私の仕事を決定づけてくれた。

楽屋は勿論、飛行機の中までギターから手を離さなかったJeff Beck。
天国で気が済むまでギターを楽しんでください。合掌。


No. 1151:新年明けましておめでとうございます。
組長さん (2023/01/08 13:35:51)

今年も宜しくお願いいたします。

元日はYOKOSUKA軍港クルージングツアーに乗りました。天気も良く米軍の巨大空母や自衛隊の潜水艦が間近に見る事が出来ます。
遊覧船に向けて手を振る米国海軍の方や自衛官の方々、晴天と重ねて平和を感じます。平和を守る方々に頭が下がります。

平和な世界が戻る事を願った2023年1月1日でした。


No. 1150:関係各位の皆様。
組長さん (2022/12/28 16:34:25)

今年もお世話になりました。有り難うございました。

2022年は1972年のシカゴ・ライブ・イン・ジャパンのミックスダウンから50年でした。
来年は録音から参加した、ベック・ボガート & アピス・ライヴ・イン・ジャパンから50年です。
そして、11月発売予定の「超弩級プロジェクト」の発表が楽しみです。

お陰様で今年も現場で仕事が出来た事は大変幸せでした。

2023年も宜しくお願いいたします。皆様のご多幸を祈ります。


No. 1149:CD整理     
組長さん (2022/12/20 18:51:29)

いまさらCDの話をしても馬鹿にされそうですが、自宅環境ではネットを介した音より “物”の方が音は良いのです。そんな訳で今も“物”を買い続けています。

3.11で積み上げたCDタワーは崩壊し、どこに何が有るか判らなく成り、見つからない物は購入していた。数年前から時間を見つけて整理を始めると、同じ物が3セット有ったりする(笑)。

指揮者や演奏者の整理はやっと70%程度終わった様な気がしている。それはトランプ の“神経衰弱”が終わりを迎える頃に、一気に揃い始まる快感を味わい始めているからだ。

これを機会に何枚CDがあるのか数えた。CDケース幅が1cmなので極めて大雑把だが、CDを置いて有る場所の長さを測った結果40mは軽く越えた。つまり4.000-枚を越える事が分かった。探しても簡単に見つけられる事が無かったと納得した。

CDは1940年代後半の録音から有る。フルトベングラー、ワルター、トスカニーニ、エーリッヒ・クライバー 等。最近はネルソンスが好きだが、60年代後半から80年代の演奏が特に好きだ。自分の成長期と合うからだろうか?。オーケストラの機能は今程優秀では無いと思うが、なぜか音楽に引き込まれる。

現在では手に入らないCDを見つけると思わず聴いてしまう。そして探していた神野美伽さんや北島三郎さんのCDもネ。整理完成は何時に成るのだろうか。


No. 1148:「音の風景画」
組長さん (2022/11/01 12:04:53)

石垣島の仲間とYouTubeに上げた「音の風景画」は視聴回数1000を越えました。驚きです!。
シュアをして頂いた皆様、有り難うございましたです。シュアをして頂いた以後、数字の伸びは驚くべき事態でした。

視聴回数と高評価の比率は0.037ですが、同類の作品と比べると5倍から10倍良い数字です。これも驚きでした。

YouTubeで検索【音の風景画】で試聴出来ます。上位にありますので直ぐに判ります。
正確には「【音の風景画】Vol. I  平久保海岸 〜沖縄県 八重山諸島 石垣島 〜[4K]」です。

興味が湧きましたら、ご覧頂ければ幸いです。


No. 1147:姫乃樹リカwith The Coming Soon!
組長さん (2022/10/24 14:06:09)

久しぶりにライブを見てきた。会場のHUMVEE HALLは立ち見まで出て超満員!。

お客様達がリカさんを見る目は、30才は若返っていた。練習したように拍手やペンライトの振りが合い、会場は大盛り上がり。メンバーとの掛け合いも含めて話しが面白い。会場を沸かせ一体感が心地よい。

私はリカさんのファンです。彼女が歌うバラードが大好きで心掴まれる。そして、彼女は生き様も格好良い。子育てを終えて、歌うことが好きで、ステージに戻ってきた。素敵な家族と音楽仲間に囲まれて、幸せな人生を歩んでいる。

リカさん末永く歌って下さいね。


No. 1146:良い音は、美しいセッティングから。
組長さん (2022/10/05 18:44:04)

10月1日と2日で大凡60分のミュージカル用の楽曲録音しました。3日はミックスダウン。
ファイルの書き出しとバックアップをコピーして12時間でした。今回もクライアントの希望時間に沿うことが出来ました。喜んで頂き幸せです。

28名の同時録音で、卓への回線の立ち上げは46chになります。当然両手を広げてもカバー出来ないフェーダーの幅です(笑)。
こんな時に卓にNGが出れば、想像は容易に出来ます。録音が止まれば大きな金額の損失になります。
小さなトラブルはありましたが、幸い問題に成る程では無く、クライアントにも迷惑をかけずに済みました。
いざという時の機転はまだ衰えていないようです(笑)。

美しいセッティングを心がけています。美しいセッティングはミュージッシャンに対する礼儀でもあると心得ています。
HAの裏側も美しく配線されています。担当はオーディオメーカーでセッティングの経験を重ねてきた“美”人さんです(笑)。

バンタムーキャノンケーブルは自作しましたが、ケーブル自体は単線のAcoustic Reviveの製品です。
電源ケーブル類や電源BOXは全てAcoustic Reviveです。提供して頂き20年以上の長きに渡り愛用しています。
ケーブル類は当然一般家庭と違い固定で無いので、比較に成らぬ程に激しい使い方になります。
定期的にメンテナンスを行っていますが、問題は起きていません。

何より音の良さは他のケーブルと比較になりません。私が殆どEQ無しで録音出来ているのは、大袈裟で無くAcoustic Reviveの製品のお陰です。
厚みが有り、ヌケの良い、透明感が有る音、なんぞは簡単に手に入らない事は、同業者ならご理解頂けると思います。

年を重ねて、あと何年卓の前に座れるのかと思う事も有りますが、お役に立てる内はAcoustic Revive製品と共に頑張ろうと思います。綺麗なセッティングを心がけながらね。


No. 1145:消磁
組長さん (2022/09/28 15:17:44)

9年ぶりにMacBookProを新しくした。当然、使っていたUSB3.0やthunderboltケーブルは、新しいMBPには繋がらない。変換ケーブルやコネクターが必要になる。

オーディオ的には良い方向には行かない事だらけで、音を出せば予想した通りで、以前のMBPの音と比較して、音場は狭く音は遠い。そこで、新しく繋がる変換ケーブルやコネクターやハブをAcoustic ReviveのDISC DEMAGNETIZER RD-3 使い消磁してみた。

効果は明確に確認出来た。気になっていた音場の団子感や、何かに纏わりつかれていた音が躍動的に聞こえる。“使えない”レベルから“使える”レベルに変わった。

私達は一体何の音を聴いているのだろう。


No. 1144:車の話し。
組長さん (2022/08/12 15:18:52)

2011年に購入したレガシィツーリングワゴン BR9。11年を共に過ごし、車検を迎えました。
走行距離は127.000km。新車を購入出来る様に成った30才台から、2回目の車検、走行距離60.000万km程度で乗り替えてきました。長い車との付き合いで、100.000万km以上乗った車はBR9と911だけです。

BR9を乗り続けた理由は、点検等で借りた代車に、乗り換えても良いと思える車が無かったからです。しかし、流石に足回りは疲労を感じます。硬い突き上げは機材に良く有りませんし、長時間の運転では疲れます。

そこで、足回りのコイルスプリング以外を全て交換する事にしました。初めて経験した足回り交換でしたが、結果は大満足です。新車購入時の感覚が蘇りました。

駐車場が地下に有るので、塗装もまだ艶があります。車内も大きな傷やシートの破損も有りません。足回りを交換した事で、運転する楽しみも味わえます。

大分先になると思いますが、免許返納まで乗る事が出来そうです。


No. 1143:オーディオ話。  意外な効果
組長さん (2022/08/09 23:31:53)

気合いを入れて音楽を聴く時は、朝一でオーディオシステムに電源を入れて、TVの音で2〜3時間温めている.音楽を聴く20〜30分前からCDPもCDを再生して温める。

今日は「音の風景画」をオーディオシステムで通して聞き、次にCDを聴いた。いつもと音が違う!。
音が凄く柔らかく、1音1音が“ほぐれて”至極心地よい。立体感も以前と次元が違い、聴き入ってしまった。

「音の風景画」の再生音量はピアノ音で決めて下さい。冒頭から30分、ピアノが出てくる所でも大丈夫。理想的には最後まで再生してください。

昔から心地よい波の音や滝の音を聴いた後は、オーディオシステムは良い音がすると聞いていたが、事実だった。


No. 1142:「音の風景画」
組長さん (2022/08/09 09:48:49)

多忙を極め暫くBBSを放置していました。ゴメンナサイ

3月末に録音した波の音は、企画に変化を重ねて、やっと視聴して頂ける作品に成りました。皆様の感想をお聞かせ下さい。次に生かしたいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=MMGDAGIB1TU


No. 1141:電源を入れ替えてみた
組長さん (2022/05/15 23:11:32)

2004年、石垣島出身のバンドが沖縄本島のイベントホールをスタジオ代わりに使い、アルバムを録音する事に成った。今程簡単にマイクアンプが調達出来る時代では無く、作る事にした。

NEVE 1272を改造した5ch x 2台のマイクアンプがあったので、信ソのメンテを卒業したF氏の提案も有り、NEVE 1081の基板を使って6chアンプの制作を依頼した。しかし、電源トランスからのノイズ問題が解決できず、録音も迫りスイッチング電源を使い仕上げた。後に改善を重ねてきたが、当然スイッチング電源の音から離れることが出来なかった。

5月の連休を使い電源を乗せ変える事にした。問題は電源トランスのノイズから逃げられるかだ。逃げられなければ,トランスだけ外付けする覚悟で、Rコアのトランスを特注した。

電源を自作し組み上げて見れば、音は比較無しでも改善されていることが確認できた。フルボリュームではジーノイズが聞こえるが,以前のスイッチング電源よりは少ない。トランスを外付けにするか悩む所だが・・・外付けだな。

音を出し1chから6chを詳細に調べて行くと、18年間を経た幾つかの問題点を見つけた。最大ゲインで複数chがポツポツノイズが出ている。ボリュームもフル付近でノイズが出る。ファンタムのon表示ledが1個切れていた。運良く同じledを見つけられたので、これは自力で交換。ボリュームはネットで検索したが出てこない。基板が原因と思われるノイズも有るのでオーバーホールを考える。

業界の救世主、スタジオシステムラボさん〜〜〜お願いします。

古機材を持つことは簡単だが、良い状態を保ち使うのは意外に大変なので


No. 1140:ホキ美術館 
組長さん (2022/02/23 12:25:26)

絵と音楽は共通した部分が無数に有ると感じています。自分はミックスダウン時にスピーカー間に絵を描くような気持ちでいます。

指揮台からのオーケストラを思い描いたり、時には広大な景色を思い浮かべたり、有る時は町中の人混みなど。広がりや、奥行きや、実在感、季節感や、部屋の温度感迄も、絵から学事は無限大と言えます。

ホキ美術館は、日本初の写実絵画専門美術館です。写実絵画とは写真の様に見える緻密な絵です。カーペンターズのアルバム「 Now & Then」のジャケット絵と言えば分かりやすいと思います。

写実絵と向き合えば、写真とは全く違う事が分かります。つまり絵は端の端まで“歪みが無く”“ピントが合い”そして“邪魔になる様な影”等は見えません。

ルールを守って絵の極近くで見れば,絵の具の存在が見え,筆跡が見えます。しかし、目当ての島村信之氏の作品は、絵と見極める筆跡や絵の具の存在が全く見えません。隅々まで見ても,光の反射を見ても、絵と見極める事は出来ませんでした。信じられぬ程の技で描いた、素晴らしい作品でした。優れた作品と出逢うと,やる気が再燃します。

「絵は、現実以上に多くのことを語っている」は美術館のパンフレットの言葉です。ホキ美術館は千葉県にあり都心から車で1時間少々で,お薦めです。


No. 1139:100V→120V 昇圧トランス  
組長さん (2022/02/22 15:12:16)

スタジオで小型の120V用の昇圧トランスをお使いの方、トランスが機材の音を悪くしている可能生は大です。
以前投稿した「音量・音質の調整」の中で、EIコアの昇圧トランスとRコアの昇圧トランスの音質比較を書きました。一般的に評判が良いRコアが何故惨敗したのか、理由が知りたくてRコアに手を入れてみました。

此のRコアのトランスは某大手スタジオで使われていた物で、正式ルートで手に入れた物です。30数年前はスタジオの技術力を信じて、何も手を付けること無く、有りがたく使っていました。

色々と学ぶ中で、線材や構造で音が違う事を知りました。20年以上前に直出しの電源ケーブルをインレット型に交換し、内部配線も撚り線からPCOCC-Aの単線に交換し、コンセントも当時の高級品に交換しました。この改善効果は大きく、外録等で120V仕様にしたAVALONに使っていました。

今回手を付けた内部配線はトランスを開腹手術して、PCOCC−AからPC-Triple C に交換。インレットは半田付けからFURUTECH のFI-06 NCFネジ止めに交換。コンセントはAcoustic Revive が使うFURUTECH の最高グレードNFCへ交換しました。

コネクター取り付けプレートは1mm x 2枚板だったために,小さなコンセントベースで補強し、貴陽石リキッドも塗布して全てに完璧を目指しました。

比較試聴は幅広い電圧で使えるiFi audio iPower Elite 12VをREM UCXに繋いで、壁コン100V電源とEIコアとRコア120V用のトランス3種で比較試聴しました。

音の違いはEIコアとRコアは100V電源と比較して、気になる程では有りません。僅かな差ですが、好感が持てたのは濃厚な音がするEIコアでした。120Vの効率の良さもあるのでしょう、音場が広く・伸びやか、昇圧トランスの存在を感じません。

Rコアは、爽やか系で、音場が広さや・伸びやかさは、EIに遜色有りませんが、力強さと厚さは若干劣ります。原因と疑う取り付けプレート2枚の間に銅板か真鍮板で補強を考えています。現状でも2種どちらを選ぶかは好みの範囲に近づきました。

結論は最上の音を目指すときは,最上の部品を使う事でした。


No. 1138:電源ケーブル(お時間が有る方へ)
組長さん (2022/02/06 18:32:18)

Acoustic Reviveの文字を見て、「またかよと」思う方はパスして下さい(笑)。

友人の音楽プロデューサーが所有する電源ケーブルPOWER STANDARD TripleC-FMを自宅で聴くチャンスを得た。
このケーブルは何度もステージに上がりエージングは十分に済んでいる。貴陽石リキッドを塗布する為にお預かりし、貴陽石リキッドの効果を確認の為に、現状の音を聴いてみた。

先ず驚いたのが極めて真面な音なのです。Acoustic Reviveの商品では低価格帯です。一桁違う高価格帯のケーブルと比較しても、遜色無しに聴けたのは驚く出来事です。
勿論、音質の差はありますが・・・・。

POWER STANDARD TripleC-FM(以下STANDARD)は音色やF特的な誇張感は有りません。多くの電源ケーブルを使うスタジオには、購入しやすい価格でお薦め出来るケーブルです。高価格帯のケーブルと何が違うかを書けば、平たく言えば“品位”の違いです。

例えばSTANDARDの音の粒子は、大豆の風味を生かした“木綿豆腐”で、高価格帯の輸出専用モデルPOWER REFERENCE TripleC(以下REFERENCE)は“絹ごし豆腐”です。料理でも時には“木綿豆腐”の方が合う時が有る様に、音楽によってはSTANDARDも有効と思えます。

POWER SENSUAL-MD-K(以下SENSUAL)に興味を持ち、貸し出して頂きました。クラッシックやジャズの録音ならば、SENSUALをお薦めいたします。
音の粒子は“絹ごし豆腐”です。出川式MDユニットの効果でしょうか,S/Nの良さ・音場の広さ・躍動感・音の粒立ちの良さ等、流石の品位です。
こうなると、機会が有れば、輸出専用モデル品で出川式MDユニットを搭載したabsolute-POWER CORDも聴きたくなります。

STANDARDの話に戻ります。
貴陽石リキッド塗布は、安定した効果で大きな改善を確認出来ました。塗布の時に自分なりにチューニングしてみましたが,全てが改革になりました。
コネクター内に見えた豆粒ほどの綿も確かな効果を上げており、細密なチューニングが成されている事を思い知りました。

エージングについては、大きな電流の流れるパワーアンプなどに繋いで、最低3日〜4 日のエージングをお薦めいたします。
Acoustic Reviveの商品に興味のある方は、貸し出しをしていますので,問い合わせて見ては如何でしょうか。


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