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No. 1154:ビックバンドジャズの録音に興味がある方へ 組長さん (2023/02/18 23:18:13)
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むかしむかし、さいたま市の地元中学校のブラスバンドで生音に出逢い、映画「グレンミラー物語」や「ベニーグットマン物語」を見てから、ビックバンドジャズに興味を持ちました。
その後、カウントベーシー、デュークエリントン、サド・ジョーンズ,メル・ルイス等にも興味を持ちましたが、録音が良いと思える物には出会えませんでした。ビックバンドの録音はダイナミックレンジが広く、楽器の音量差もあり難しいと思っています。
CBS・ソニーに入社した数年後にQuincy Jonesのアルバム「Smackwater Jack」を聴いてQuincyに夢中になりました。このアルバムはPhil Ramoneの録音です。CD4枚組みの「Classic Albums 1956-1963」は録音手法の移り変わりと、技術の進歩を聴くようです。1963年の録音は参考になる良い録音と言えます。1970年のアルバム「Gula Matari」はRudy Van Gelderの録音です。タイトル曲 は12分の大曲で、芸術的な高みを感じます。1995年の「Q's Jook Joint」はBruce Swedien.の録音で、ビックバンドの響きを堪能できる好きなアルバムです。
「Basie & Beyond」Quincy Jones-Sammy Nesticoは音圧を上げると、こんな音になる見本です。ペチペリした音ですが、内容的には楽しめます。
Dave Grusin「Two For The Road」の1曲目Peter GunnはAl Schmitt録音のビックバンドサウンドを聴く事が出来ます。Al Schmittの「The Art of Recording a Big Band Metalliance Academy Al Schmitt 」DVDは、ビックバンドの録音を映像で学べる作品でお薦めいたします。
もう一つ私が好きなビックバンドが有ります。イギリスのTed Heathで「Swing Is King 」は1968/69年Arthur Lilley の録音です。マイクの本数が少ないと思える、大きな音像で分厚い音です。55年前の録音ですが、余り録音の古さを感じません。熱量の高い演奏でビックバンドジャズの有名曲を沢山聴く事が出来ます。
取り留めに無い文章に成りましたが、私自身ビックバンドジャズは録音する機会が少ないので、ノウハウが溜まりません。お役に立てればと思い書いてみました。 検索を考えて、アーティスト・アルバム・エンジニアは英語表記にしました。
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