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No. 1094:音楽の録音は同録の通し演奏が好き。 組長さん (2020/10/06 14:10:36)
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先日、舞台で使う大編成での音楽録音が有りました。 編成はPiano ・Bass ・Drums ・A.Guitar ・Perc ・Flute ・Cla ・Horn ・Trp ・Trb・Strings 4部。オーケストラ+リズム隊の編成で同録です。使用マイクは26本で、編成の割には少ないです(笑)。
歌やダンスが有るので曲調やテンポは激しく変わりますが、指揮者の希望で繋ぎは一切ありません。ミュージシャンの皆さんは通しで7分演奏します。
譜面確認の為の演奏をした後に、不都合な部分は修正を行きます。修正後、再度演奏をして確認します。
此所から録音を始めての全員で聞き、演出側の意見を参考に各曲のテンポの設定を検討し,音楽の表現などの意見交換をします。2回目の録音で完成度が断然上がりますが、指揮者はテンポや音楽表現に依り高みを目指し、改めて数回演奏してOKが出ました。
同録での通し演奏と編曲の妙で、ミックスダウンの必要は殆ど有りません。部分的に最小限のバランスをとり、出来上がりを聴けばスタジオ内は拍手に包まれます。音楽はこの様に録音されなければと,心の中で大きく頷き,演奏会を聴いた時の様に感動しました。
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